ソニー、“レンズスタイルカメラ”の高倍率ズーム機とEマウント搭載機を発表
ソニーがIFA 2014のプレスカンファレンスで「レンズスタイルカメラ」の新モデルを披露した。
ドイツ・ベルリンで9月3日(現地時間)、ソニーが「IFA 2014」(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)のプレスカンファレンスを開催。その場で今秋発売予定のさまざまな製品を発表したが、その中でレンズスタイルカメラ「QX」シリーズの新モデルも披露した。日本で発売されるかどうかは不明。
QXシリーズは、スマートフォンをファインダーがわりに利用するデジタルカメラで、レンズの鏡胴のみ、もしくはデジタル一眼カメラの交換レンズのように見えるスタイルが特徴のカメラ。ちょうど1年前のIFA 2013で初代機「DSC-QX100」「DSC-QX10」が発表され、当時は“レンズだけカメラ”“スマホ用カメラ”として話題になった。
新たに発表されたQXの新モデルは、「ILCE-QX1」と「DSC-QX30」の2製品。どちらもPlayMemories Mobileアプリをインストールしたスマートフォンをファインダー代わりに利用できるほか、単体での撮影にも対応する。
ILCE-QX1は、その型番からも分かるとおり、Eマウントを備えたレンズ交換式のデジタルカメラ。センサーはAPS-Cサイズで、有効約2010万画素のExmor CMOSだ。画像処理エンジンにBIONZ Xを採用する。新たにストロボも搭載した。外形寸法は幅74×高さ69.5×奥行き52.5ミリ、重さは約216グラム(バッテリーとメモリーカードを含む)。
DSC-QX30は、2040万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサーを採用したデジタルカメラ。光学30倍ズームレンズを搭載したのが特徴で、DSC-QX10は光学10倍ズームだったが、そこからさらにズーム倍率が増えているのがポイントだ。外形寸法は幅68.4×高さ65.1×奥行き57.6ミリ、重さは約193グラム。
関連記事
- まるで「レンズだけ」 スマホ連携前提の新サイバーショット、ソニーから登場
ソニーがスマートフォンをファインダーがわりとするユニークなデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-QX100」「DSC-QX10」を発表した。 - ファーストインプレッション: “レンズだけサイバーショット” その使い勝手は
“見た目はレンズだけ”という、なんともユニークなデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-QX100」「DSC-QX10」がやってきた。そのファーストインプレッションをお伝えする。 - レンズだけカメラ「DSC-QX100」「DSC-QX10」徹底解剖(前編)
ソニー「DSC-QX10」と「DSC-QX100」は、おそらく今年一番個性的な「レンズスタイルデジカメ」だ。Wi-Fi利用のカメラという意味では新鮮味はないが、そこに特化したことでとても楽しい製品になっている。前後編でたっぷりお届けします。 - レンズだけカメラ「DSC-QX100」「DSC-QX10」徹底解剖(後編)
前編では外装やスマホ接続について説明したが、いよいよ後編では使い勝手と、肝心の写りについて。使ってみると理屈ぬきに楽しいので、いろいろと撮ってみたのだ。 - ソニー復権の兆しか、ユニークな新製品ラインアップをIFA 2014で披露
ソニーがIFA 2014に先立ち、独ベルリンで開催されたプレスカンファレンスで新製品のラインアップを発表。スマホ3機種、タブレット1機種、ウェアラブル2機種の計6機種がお披露目された。 - 新「Gレンズ」搭載、単体でのハイレゾ再生も可能に――ソニーモバイルが「Xperia Z3」を発表
Xperiaシリーズの新しいフラッグシップスマートフォン「Xperia Z3」が発表された。カメラのレンズを一新し、オーディオ機能もハイレゾ再生やDSEE HXに対応するなど進化した。日本を含む世界で今秋に発売される予定。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.