さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。ここでは、コニカミノルタプラザで、2014年10月21日から開催予定の稲宮康人写真展「あたらしい世界−対話の記録−」を案内する。
今回展示するのは、2011年3月11日以降に撮った震災に関する写真である。海沿いに連なる集落それぞれにあった暮らしぶり、できればそこに住んでいた人々の暮らしが見えてくるような写真を目指して撮影した。また、そこで見えてきた色々な時間、断ち切られた時間、続いている時間、止まった時間、新しく始めた時間、をなるべく多く捉えようとも試みた。
今後も激しく変わっていく現実をなるべく幅広く受け止めながら、現実とイメージの狭間で息長く撮影していこうと考えている。
写真展の詳細
名称 | 稲宮康人写真展「あたらしい世界−対話の記録−」 |
---|---|
開催期間 | 2014年10月21日(火)〜10月30日(木) |
開館時間 | 10時30分〜19時(最終日15時終了) |
定休日 | 会期中無休 |
入場 | 無料 |
会場 | コニカミノルタプラザ(ギャラリーA) |
関連記事
- 湯浅啓写真展「RAILWAY DAYS〜北陸発〜」
- 矢野渉の「クラシック・デジカメで遊ぶ」:さくら町一番地の記憶――コニカ「Digital Revio KD-310Z」
コニカが写真事業から撤退して久しいが、紛れもなくKD-310Zは「コニカのカメラ」である。コニカのカメラを手にすると、僕はさくら町一番地にあったコニカ社内の昭和とも表現できる、暖かい、やさしい空気を思い出す。 - 交換レンズ百景:魅惑の高級レンズで楽しむスナップ&ポートレート――ソニー「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」
ソニー「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」は、フルサイズに対応した大口径の単焦点レンズだ。スペックは標準的だが、15万円を超える価格は立派。そんな高級志向の道楽レンズで、どんな写真が撮れるのか、試してみよう。 - 矢野渉の「金属魂」Vol.14:これぞ、日本の奥ゆかしさ――「KLASSE」
PC USERのカメラマンとして活躍している矢野渉氏が、被写体への愛を120%語り尽くす連載「金属魂」。第14回は、同氏が“最も日本的な高級コンパクト”という一品だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.