ニコン、「Nikon 1 V3」向けにリモート撮影対応ファームウェアを開発 5月に配信
ニコンが、Nikon 1 V3をCamera Control Pro 2に対応させる新ファームウェアの配信を発表。5月に利用可能になる見込みだ。
ニコンが1月6日、ミラーレスカメラ「Nikon1 V3」で、「Camera Control Pro 2」を利用したリモートコントロールを可能にする新ファームウェアを開発していることを明らかにした。5月に公開を予定している。
Nikon 1 V3は、デジタル一眼レフカメラと比べて軽量・コンパクトなボディと秒間20コマの高速連続撮影機能などが特徴のミラーレスカメラ。サイレント撮影時にシャッター音や操作音を消す機能もある。
このNikon 1 V3が、Camera Control Pro 2からコントロールできるようになると、連続した動きをする被写体の詳細な記録や分析をリモートで行う場面などで威力を発揮する。プロフェッショナルユースでの活用はもちろんのこと、静かな撮影やコンパクトなボディを生かして、従来のデジタル一眼レフカメラとは異なる分野での活用にも期待を寄せているという。パワードライブズーム搭載の標準ズームレンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」などを利用すれば、レンズのズーム操作もCamera Control Pro 2から行える。
また、リモートコントロール用「ソフトウェア開発キット(Software Development Kit)」の提供も、6月に予定している。アプリケーション開発を行う企業向けに提供するもので、画像処理システムへNikon 1 V3を組み込むことが可能になる。研究開発、学術分野などへの応用も目指す。
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