マイクロフォーサーズ用大口径魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」を発売
オリンパスが、開放F値1.8を実現した魚眼レンズを発表した。一般的なF2.8の魚眼レンズより1.3段も明るいのが大きな特徴だ。
オリンパスが6月下旬から、交換レンズとしては世界初の開放絞り値F1.8を実現した、対角線画角180度の魚眼(フィッシュアイ)レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」の受注販売を開始する。希望小売価格は13万5000円(税別)。
「ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye」の光学性能を開放絞り値F1.8で上回る、圧倒的な高解像を実現した製品で、夜景や星景の撮影に使える、開放絞り値でも中心から周辺まで抜群の解像力を発揮する光学性能を持つレンズだという。マイクロフォーサーズ規格に準拠しており、焦点距離は35ミリ判換算で16ミリに相当する。
レンズ構成は非球面レンズ1枚,スーパーEDレンズ3枚、EDレンズ2枚、スーパーHRレンズ1枚、HRレンズ2枚を使用した、15群17枚。前玉にHRレンズを用いてレンズ径を抑え、大口径F1.8ながらも軽量コンパクトな点が特徴だ。レンズ先端約2.5センチ(最短撮影距離12センチ)まで被写体に近寄れ、最大撮影倍率は0.20倍(35mm判換算:0.40倍)。
最大径は62ミリ、全長は80ミリで、重量は約315グラム。防じん防滴構造で、レンズフードはプラスチック製のものが固定で取り付けられている。
オプションで、防水レンズポート「PPO-EP02」も提供する。防水プロテクター「PT-EP11」(E-M1用)/「PT-EP08」(E-M5用)に交換して取り付けることで、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROのコンパクトさを生かした小型システムとしても利用できる。防水プロテクター「PT-EP13」(E-M5 Mark II用)、「PT-EP12」(E-PL7用)、「PT-EP10」(E-PL5/E-PL6用)の防水レンズポートをPPO-EP02に交換するサービスも提供予定だ。
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