ソニー、中望遠マクロGレンズ「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」など新レンズ3本を発表
ソニーから、α7シリーズなど35ミリフルサイズのセンサーを搭載するEマウントカメラ向けの中望遠マクロGレンズが登場。Aマウント向けの大口径広角ズームもリニューアル版が発表された。
ソニーは6月16日、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α」シリーズに対応するEマウントレンズ「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」(SEL90M28G)を発表した。35ミリフルサイズ対応のEマウントレンズとしては初の中望遠マクロGレンズだ。6月26日に発売予定で、希望小売価格は14万8000円(税別)。
FE 90mm F2.8 Macro G OSSは、Gレンズならではの美しいぼけ味と高解像でシャープな描写を両立したのが特徴だ。AFにはダイレクトドライブSSMを採用し、静かで高精度なAFを実現。AFとMFを瞬時に切り換えられるスライド式フォーカスリング、ピントを固定するフォーカスホールドボタン、駆動範囲を制限して合焦時間を早めるフォーカスレンジリミッターなど、マクロ撮影を快適にする機能を用意しているのが特徴だ。手ブレ補正機能の内蔵しており、手持ちでのマクロ撮影にも対応する。防じん防滴性能も備える。
ネイチャーマクロレンズとして花や昆虫などの撮影に最適なほか、美しいぼけ味が得られることからポートレート撮影にも向くという。
また、同時にAマウント対応の大口径広角ズームレンズの性能向上版も発表。「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II」(SAL2470Z2)、「Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II」(SAL1635Z2)の2本で、こちらも発売は6月26日の予定。価格は24-70mm F2.8が27万5000円(税別)、16-35mm F2.8が29万5000円(税別)。
Aマウント向けのVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM IIとVario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM IIは、逆光などの厳しい光線下のゴースト低減性能が向上しているのがポイント。また、超音波モーターSSM(Super Sonicwave Motor)による静かで高速なAFを実現している。レンズ信号処理LSIが進化したことで、現行のVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMやVario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSMと比べて約4倍の動体追尾性能を実現しているのも特徴だ。防じん防滴機能も有している。
なお、6月16日から銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋では、発売前の先行展示を行う。
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