コンパクトなボディにAPS-Cセンサーと28ミリレンズを搭載した「FUJIFILM X70」
「FUJIFILM X100T」の弟分に当たるコンパクトなプレミアムコンデジが登場。APS-Cサイズのセンサーに単焦点レンズを組み合わながら、非常にコンパクトなボディなのが特徴だ。
富士フイルムが1月15日、同社のコンパクトデジカメラインアップに、新たに「FUJIFILM X70」を追加した。35ミリ判換算で28ミリ相当の単焦点レンズにAPS-Cサイズで1630万画素の撮像素子「X-TRANS CMOS II」を組み合わせた、まるで「FUJIFILM X-T10」のような仕様をコンパクトにまとめた意欲的な製品だ。価格はオープンだが、実売予想価格は9万円前後(税別)になる見込み。
X70は、これまでの「FUJIFILM X30」などに代表される、2ケタ型番のXシリーズのカメラのようなズーム搭載コンパクトデジカメではなく、新たなカテゴリーのプレミアムコンパクトデジカメ。前述のとおり28ミリ相当、明るさF2.8の単焦点レンズを備え、APS-Cサイズのセンサーを搭載する点は、「FUJIFILM X100T」などを彷彿とさせるが、ボディは非常にコンパクトで、ジャケットのポケットなどには入りそうなサイズとなっている。
焦点距離は28ミリ相当だが、デジタルテレコンバーター機能として、クロッピングで画角を35ミリ相当と50ミリ相当に変更することも可能。また外付けのワイドコンバージョンレンズを装着すれば21ミリ相当に広げることもできる。オプションの光学ファインダーを外付けすることも可能だ。
液晶ディスプレイは3型で、解像度は104万ピクセル。外形寸法は112.5(幅)×44.4(奥行き)×64.4(高さ)mm、重さは約340g(バッテリー、メモリーカードを含む)。標準撮影枚数は約330枚。
ボトムレザーケースやレンズフードなど、革製の趣あるアクセサリーも豊富に用意される。
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