往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の第2世代に当たるモデルを取り上げる。
米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の第2世代の製品。初の国際バージョンであることから当初は「Kindle with U.S. & International Wireless」などと呼ばれていたが、現在では「Kindle 2」ないしは「Kindle (2nd Generation)」と呼ばれることが多い。販売元はAmazon.com。
AT&Tの国際ローミング回線を通じて電子書籍ストア「Kindle Store」を利用でき、新聞などの定期配信システムも日本国内にいながら問題なく利用できる。初代モデルにあったSDカードスロットが廃止される一方、メモリ容量が従来の180Mバイトから2Gバイトへと大幅に増加した。E Ink電子ペーパーも4階調から16階調へと進化している。
本体右下のジョイスティック上の「5-way controller」でカーソルを移動させて操作する。当初はPDFをそのまま読むことができなかったが、ファームアップによってPDF表示に対応した。ただし日本語には対応しないため、画像ベースでの表示となる。米国では2009年2月に発売され、約1年半後の2010年8月に発表された第3世代の製品と入れ替わる形で終息した。大型版に当たるKindle DXは同世代の製品となる。
| メーカー | Amazon.com |
|---|---|
| 国内発売時期 | 2009年10月 |
| 発売時価格 | 259ドル |
| 専用/汎用 | 専用 |
| OS | Kindle OS |
| OSバージョン | Kindle OS 2.5.8 |
| サイズ(※最厚部) | 203.2(幅)×134.6(奥行き)×9.1(厚さ)ミリ |
| 重量 | 約289.2グラム |
| 解像度 | 600×800ドット |
| ディスプレイ | 電子ペーパー(E Ink) |
| カラー/白黒 | モノクロ16階調 |
| 画面サイズ | 6インチ |
| 通信方式 | 3G |
| Bluetooth | なし |
| 内蔵ストレージ | 2Gバイト(ユーザ利用可能領域は1.4Gバイト) |
| メモリカード | なし |
| バッテリ持続時間(メーカー公称値) | 7日 |
| タッチ操作 | 非対応 |
| 対応フォーマット | AZW、MOBI、TXT、PDF、HTML、DOC、JPEG、GIF、PNG、BMP |
| コネクタ | Micro USB |
| 電子書籍ストア | Kindle Store |
| そのほか | ZIP圧縮JPEGにも対応/日本語非対応/米国での発売は2009年2月 |
| 最終更新日2011年4月19日 | |


起動直後のメイン画面(画面=左)。上下にカーソルを動かして選択することでコンテンツを表示できる/コンテンツを表示したところ(画面=中央)/文字サイズやマージンなどの調整が可能。日本語表示には非対応(画面=右)
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