往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の大画面モデルを取り上げる。
米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の大画面バージョン。iPadと同等の9.7インチの画面を持ち、教科書などを原寸に近いサイズで表示できる。2009年6月の発売当初の販路は米国のみだったが、Kindle (2nd Generation)の国際展開が発表されてから3カ月後の2010年1月に、日本など100カ国で購入可能となった。
AT&Tの国際ローミング回線を用いて同社の電子書籍ストア「Kindle Store」を利用できるなど、基本的な仕様は第2世代のKindleに準じており、Wi-Fiには非対応。Kindle (2nd Generation)と異なる点として、本体サイズのほか、ページめくりなどのボタンが本体右側にまとめられている点、発売時点でPDFの閲覧に対応していたことが挙げられる。
2010年7月には第3世代の製品の発売に合わせて電子ペーパーのコントラストを改善したモデルへとマイナーチェンジされ、本体色もKindle Keyboardに準じたグラファイトに変更された。第4世代製品の登場後も唯一の大画面対応モデルとして販売が継続されていたが、日本語には非対応のまま2012年12月に販売が終了した。
| メーカー | Amazon.com |
|---|---|
| 国内発売時期 | 2010年1月 |
| 発売時価格 | 489ドル |
| 専用/汎用 | 専用 |
| OS | Kindle OS |
| OSバージョン | Kindle OS 2.5.8 |
| サイズ(※最厚部) | 264.1(幅)×182.9(奥行き)×9.65(厚さ)ミリ |
| 重量 | 約535.8グラム |
| 解像度 | 1200×824ドット |
| ディスプレイ | 電子ペーパー(E Ink) |
| カラー/白黒 | モノクロ16階調 |
| 画面サイズ | 9.7インチ |
| 通信方式 | 3G |
| Bluetooth | なし |
| 内蔵ストレージ | 4Gバイト(ユーザー利用可能領域は3.3Gバイト) |
| メモリカードスロット | なし |
| バッテリー持続時間(メーカー公称値) | 7日 |
| タッチ操作 | 非対応 |
| 対応フォーマット | AZW、MOBI、TXT、PDF、HTML、DOC、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMP |
| コネクタ | Micro USB |
| 電子書籍ストア | Kindle Store |
| そのほか | ZIP圧縮JPEGにも対応/日本語非対応/米国での発売は2009年6月 |


オプションのカバーを取り付けた状態(写真=左)/Kindle 2と異なり、ページの戻る・進むボタンは本体右側のみ(写真=中央)/下部キーボードはKindle2のような丸形キーではなく、国内未発売の初代Kindleに似た横長キーを採用(写真=右)

起動直後のメイン画面。上下にカーソルを動かして選択することでコンテンツを表示できる(画面=左)/コンテンツを表示したところ(画面=中央)/文字サイズやマージンなどの調整が可能。日本語表示には非対応(画面=右)

3G回線を経由してKindle Storeに接続可能(画面=左)/電子書籍タイトルを一覧表示したところ。画面が広いためKindle 2に比べ1ページ当たりの表示点数に余裕がある画面=中央/個別の電子書籍作品ページ。「Buy」を押すと購入できる(画面=右)
Kindle 2――Amazon.com
Kindle 3G+Wi-Fi、Kindle Wi-Fi――Amazon.com
iPad――Apple
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