音羽会と呼ばれることもある出版社が協力して、書籍モール「ブックパブ」を立ち上げる。DRMフリーやオンデマンドサービスなど、意欲的な取り組みが目立つ。
出版社連合による書籍モール「ブックパブ」が6月20日にオープンする。
同モールは、ソフトバンククリエイティブ、主婦と生活社、商業界、C&R研究所、西東社、万来舎、分散型発電情報センター、三和書籍の8社を幹事会社とするブックバブ出版社連合が立ち上げるもので、専門書/実用書を提供する電子書店としてブックパブを共同で運営していく。運営主体は三和書籍とモバキッズ。
コンテンツはダウンロード形式で提供され、ファイルフォーマットはPDF。DRMフリーで提供されるという。このほか、EPUBも近日中にサポート予定。決済はPayPalまたはクレジットカードが利用可能。
特徴的なサービスとして、紙媒体を必要とする人のために、書籍のオンデマンドサービスも用意。インフォプリンとソリューションズ・ジャパンとの協同で行うサービスで、四六判1ページあたり2.28円、表紙190円で製本・配達してくれる。
現在同サイトで販売中の電子書籍は44点(陳列書籍数は54点)。正式オープンまでに書籍点数を“劇的に”増やす計画としているので、期待して待ちたい。
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