Dell、中国サーチエンジンの巨人Baiduとタブレットで提携

中国サーチエンジンの巨人Baiduが、モバイルOS「Yi OS」を発表し、さらにDellと提携した。両社の提携は、どの方向に向けられるのだろうか。

» 2011年09月07日 15時00分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 Baiduは最近、中国市場向けスマートフォンとタブレット向けにデザインされた新たなモバイルOSの領域に進出するとしてニュースになった。プロジェクトは「Yi」と名づけられ、Baiduは人気のあるGoogleブランドのアプリケーションからのスピンオフである自社独自のアプリケーションを開発する。地図、電子書籍、ダウンロードできる音楽、クラウドストレージと開発者向けのカスタムSDKが利用できる。

 本日、DellはDell Streak 5タブレットをBaiduに供給し、このYi OSを搭載することでBaiduと提携を発表した。「われわれはBaiduと提携関係にあり、われわれにはStreak 5タブレットがあります。よって提携関係はこの領域だということです」と、Dellのスポークスウーマンは述べ、両社はモバイルハンドセット面でも協力していくと付け加えた。

 Gartner Researchによると、提携関係は中国市場で急増するローエンドデバイスが対象ではなく、Dellを前面に立てることでミッドレンジおよびハイレンジのタブレットとスマートフォンをターゲットにしていくだろうとしている。Streakが新たな提携関係にいつ進出してくるのか、はっきりした日付は公表されていないが、わたしは11月ころに何か分かるのではないかと推測している。

 Dell Streak 5タブレットは先月、米国で販売打ち切りになったが、中国で息を吹き返すのかもしれない。ほかの企業は台頭するネット人口と中流階級を生かすために市場へ乗り込もうとしている。

 Dell Streakが搭載する新たなYi OSの完全な宣伝の詳細が動画で提供されているので確認してほしい。

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