Amazon.comの年会費制サービス「Amazon Prime」に年額79ドルを支払う価値がまた1つ追加された。電子書籍の無料レンタルサービス「Kindle Owner's Lending Library」だ。
Amazon.comの年会費制サービス「Amazon Prime」に年額79ドルを支払う価値がまた1つ追加された。Prime会員向けの新たなサービスとして、電子書籍の無料レンタルサービス「Kindle Owner's Lending Library」を新たに開始したからだ。
Prime会員でかつKindleおよびKindle Fireのユーザー向けに提供される同サービスは、図書館などではなくAmazonから直接電子書籍を無料で借りて読むことができるというもの。対象となる電子書籍作品はスタート時で約5000作品。対象となる作品は商品ページで「Borrow for Free」というボタンが現れる。
Amazonによると、同サービスで借りられるのは月1冊までだが、返却期限は設けられておらず、ゆっくりと読み進めることができる。借りている間は月が変わったとしても新たな作品を借りることはできないので、サービスを最大限に活用するなら読み終わったら返却するのが最も効率が良い。また、ノートやブックマーク、ハイライトなどはほかのKindle電子書籍と同様に付加でき、再度レンタルしたときや、その作品を購入したときはそれらも反映される。
現時点で、同サービスは米国のみで展開され、すべての世代のKindleとKindle Fireからのみ利用可能。Prime会員であってもiOSやAndroidなど向けに提供されているKindleアプリからは利用できない。また、Wall Street Journalが伝えるところでは、米国の6大出版社、つまりMacmillan、Hachette Book、Simon & Schuster、Random House、PenguinBooks、HarperCollinsなどの作品は含まれないようだ。
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