LenovoとAcer、Ice Cream Sandwich搭載のTegra 3タブレットを発売予定

ASUSのTransformer Primeを皮切りにこれから続々と市場に登場するクアッドコアプロセッサ搭載タブレット。しかし、それらは本当に画期的な製品になるのだろうか?

» 2011年12月03日 11時30分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 ASUSのTransformer PrimeはNVIDIA Tegra 3クアッドコアプロセッサを利用する初のタブレットで、ホリデーシーズンという大事な時期で大きな成果を上げるべく準備を整えている。そのASUSに負けじと、AcerとLenovoは2012年第1四半期にGoogleのIce Cream Sandwichを搭載しTegra 3を利用する自社のタブレットを発売しようと計画中だ。

 多くのメーカーが存在し、デバイスが実際に組み立てられている台湾で、事実関係に近いDigitimesの情報筋は幾つか興味深いことを述べている。クアッドコア搭載タブレットをめぐる競争の争点は、パフォーマンスとデザインに限定され、先代のデュアルコアタブレットと同じコンセプトを受け継ぐので、厳しいものになるだろうと情報筋は語った。これらのデバイスは、これまでと同じくAndroidをベースにしており、画期的な製品にはなりそうにない。1080pを超える動画に対応するにもかかわらず、パワフルなGPUを利用するコンテンツやゲームが十分に入手できる状況でもない。

 AcerとLenovoは、ほとんどの顧客がAppleのiPadでなければタブレットに600ドル以上かけないことを知っているので、自社のタブレットの価格を459ドルから599ドルに設定し、市場に出荷するだろう。これらの新デバイスは間もなく発売されるので、CES 2012の現地報告を引き続きお楽しみに。

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