「ダ・ヴィンチ Book of the Year 2011」発表 総合1位は『県庁おもてなし課』本好きたちがこの1年を総括

「ダ・ヴィンチ」が毎年実施している「Book of the Year」の結果が発表された。本好きが選んだ今年の良書はこれだ。

» 2011年12月06日 18時30分 公開
[西尾泰三,ITmedia]
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 メディアファクトリーが発行している本とコミックの情報マガジン「ダ・ヴィンチ」が毎年実施している「Book of the Year」の結果が12月6日に発表された。同日に発売したダ・ヴィンチ2012年1月号の特集となっている。

 その年最も読み応えがあった本を決めるランキングとして今年で12回目を迎えるBook of the Year。単なる売上ランキングではなく、プロの書評家、書店員、「ダ・ヴィンチ」読者など4996人の投票結果をランキングに反映したものとなっており、年々知名度も高まっている。

 総合ランキングトップ10は以下の通り。


 総合ランキングで1位に輝いた有川浩氏の『県庁おもてなし課』は、高知県を観光立県にすべく県庁の観光部に新設された「おもてなし課」で起こる騒動を描いた作品。実在する課を扱いつつも、希望や優しさに満ちたフィクションとして現代の日本を応援するような内容となっている。

 「ダ・ヴィンチ」本誌では、総合ランキングTOP50のほか、「恋愛小説」「ミステリー・エンタテインメント」「コミック」などのジャンル別ランキング、「個性派書店員が選ぶ極私的ランキング」「あの人が選ぶ、今年ひとめ惚れした本」「今年の顔が選ぶ2011年の1冊」など盛りだくさんの内容となっている。本好きな方は一読する価値があるだろう。

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