2005年に始まり、2008年から一旦和解協議で中断していた「Google Book Search訴訟」がついに再開した。長い法廷闘争となりそうだ。
2005年に始まり、2008年から一旦和解協議で中断していた「Google Book Search訴訟」がついに再開した。
現地報道によると、米作家団体The Authors Guild(と作家複数名は12月12日(現地時間)、全米の小説作家の代表として、本裁判に向けた最初の手続きとなるクラスアクション当事者確認申請書を米ニューヨーク連邦地裁のデニー・チン判事に提出したとのこと。近日中にも、Google側はこれに対し、“フェア・ユース規定”を盾に訴えそのものの棄却を請求するものと思われる。
なお、前回原告側に参加した全米出版社団体のThe Association of American Publishersは、Google側と密かに別の和解協議を進行させている模様で、今回の連名には加わっていない。年明け早々、日本を含む世界中の出版関係者が、再びこの法廷闘争に翻弄されることになりそうだ。
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