KAIST、新たなSmart E-Book Interfaceを披露

好みが分かれる電子書籍の「ページ送り」を紙のそれに近づけるとこうなった。韓国科学技術院で開発されたUIを紹介。

» 2012年01月27日 12時53分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 韓国科学技術院のInstitute of Information Technology ConvergenceがAppleのAPIを利用して印象的な電子書籍読書体験を作り上げた。彼らが開発した電子読書アプリにより電子書籍は次のレベルへ進化するのかもしれない。

 シンプルなジェスチャー1つでざっと10〜20ページを送ることができる独自機能が特徴だ。ジェスチャーについては、マルチタッチジェスチャーを活用し、2本の指でディスプレイをスワイプすることでページ間を行ったり来たりできる。

 このUIについてはすでに内外の企業により11の特許が申請されている。近い将来、さまざまなタブレットや出版社にこの技術がライセンスされることが期待できる。この技術が好ましいのは非常に直感的なことで、ページに向かって声で指示することでブックマークする機能を備える。

 このプロジェクトの開発リーダーの一人である、リー・ホウォン氏は「われわれの技術が電子書籍の利用を加速し、モバイルデバイス向けのソフトウェアアプリケーション技術開発をリードする韓国の試みに寄与することを望んでいます」と語った。

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