Google、Google Playにオーディオブックを追加

Googleが先日発表した「Google Play」。幾つかのサービスがこのブランドに統合されたが、どうやらGoogleはオーディオブックや新聞、雑誌の販売にも参入する考えのようだ。

» 2012年03月13日 11時00分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
Good E-Reader

 Googleは間もなくGoogle Playにオーディオブックを追加するかもしれない。Webサイトの電子書籍部門でまだ存在しないオーディオブックページへのリンクが発見されたのだ。


 数日前に立ち上がったGoogle Playでは、さまざまなサービスが1つのブランドの下に統合された。名称変更以外の主な特徴としては、Google BooksがGoogle Playに統合されていることが挙げられる。GoogleはAmazonのAudibleに対抗して自社のオーディオブック部門を展開しようとしているのかもしれない。

 オーディオブックスは数多くの人が利用する素晴らしいサービスの1つだが、競争力のある利点を少しでも提供できる企業は非常に限定されている。AmazonはAudibleを数年前に買収し、業界のリーダーであり続けている。そしてGoogleはコンテンツ配信でAmazonに対抗しようとしている。

 多くのユーザーは常にわれわれにメールでオーディオブックについて問い合わせをしてきたり、自分たちの生活でどのようにオーディオブックを利用しているか議論したりしている。オーディオブックが持つ大きな魅力の1つは、長い通勤や公共交通機関利用時の使用だ。現実を見据えて、MP3プレイヤーやそのほかのデバイスを持っているとして、自分のプレイリストに飽き飽きしており、バスや地下鉄で読書するのはそれほど容易なことではなく、乗り物酔いしやすいとしたら、どうだろうか。オーディオブックで新たな資料を聴いたり、本を消化することが簡単にできる。

 オーディオブックはここ数年で成熟しており、多くの録音スタジオが品質改善に貢献している。本を聴くことは有名俳優たちのおかげでより魅力ある行為になってきている。例えば、ナオミ・ワッツ氏(エディス・ウォートン氏の『Summer』)、ダスティン・ホフマン氏(ジャージー・コシンスキー氏の『Being There』)、アネット・ベニング氏(バージニア・ウルフ氏の『Mrs. Dalloway』)、サミュエル・L・ジャクソン氏(チェスター・ハイムズ氏の『A Rage in Harlem』)、キム・ベイシンガー氏(ケート・ショパン氏の『The Awakening』)などが挙げられる。

 Googleはオーディオブック部門の立ち上げだけでなく、新聞と雑誌の販売にも参入するとうわさされている。同社は最近、googleplaynewspapers.comgoogleplaynewsstand.comといった幾つかの新ドメインを登録していることを付け加えておこう。

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