老舗Britannicaがデジタル時代に向けた大きな決断をしました。
244年の歴史を持つBritannica百科事典が、完全にデジタルに移行することになったと、3月13日に発表しました。32巻にわたる紙の百科事典は、在庫がなくなり次第提供を終了します。
「われわれの使命の中核は、書籍であれデータであれ、1つの媒体ではない。信頼できる、最新の、学術的な知識と学びの源となることだ」と同社のJorge Cauz社長。同氏は1億人を超える人がwww.britannica.comやBritannicaのアプリにアクセスしているとし、電子版に集中することで、常にコンテンツをアップデートし、トピックを拡張できると述べています。既にデジタル版の方が、印刷版よりも情報量が多くなっているとのこと。
244年の歴史にある意味終止符を打つ大きな決断ですが、Cauz氏は「めでたい瞬間」と前向きにとらえています。
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