電子書籍で読みたい? よろしい、ならば復刊リクエストだ――講談社の「復☆電書」

講談社は、すでに絶版になっていたり、現在入手困難な作品をユーザーからのリクエストに応じて電子書籍で復刊するプロジェクト「復☆電書」を開始した。

» 2012年05月10日 15時30分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 講談社は5月10日、すでに絶版になっていたり、現在入手困難な作品を電子書籍で復刊するプロジェクト「復☆電書」を開始した。

 同プロジェクトで復刊の対象となるのは過去に講談社から刊行された作品で(講談社の既刊書籍は講談社BOOK倶楽部で確認できる)、海外翻訳作品、コミック、雑誌は対象外。

 TwitterまたはFacebookで復刊のリクエストを受け付け、リクエストが多かったものから復刊の交渉に当たる。具体的には、Twitterであればハッシュタグ「#復電書」を付けて書名や著者名などをツイートまたは別の誰かのリクエストをリツイートする形でもよい。Facebookだと復☆電書のファンページで投稿する。

 リクエストの受付は5月31日までで、発表は6月4日の予定。その後、実際に復刊のための交渉を著作権者など関係各所と行うとみられる。講談社ではこのプロジェクトで復刊の苦しみと喜びを読者と共有したいとしており、数点程度を電子書籍で復刻したいとしている。

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