大日本印刷、電子書籍ストアのフルサポートサービスを発表

大日本印刷は、企業に対する「電子書店構築・運営支援サービス」をスタート。電子書籍ストアの運営ノウハウを活用し、コンテンツの調達から立ち上げまでトータルにサポートする。

» 2012年05月15日 15時16分 公開
[エースラッシュ,ITmedia]

 大日本印刷(DNP)は、企業向けに「電子書店構築・運営支援サービス」を提供開始した。

 電子書店構築・運営支援サービスは、同社がこれまで培ってきた電子書店構築・運営のノウハウを活用し、運営をトータルにサポートするというもの。会員管理、コンテンツ管理、課金・売上管理、デジタル著作権管理、サイト運用管理、電子書籍閲覧ソフトなどの機能をASPで提供。電子書店の会員管理機能と、企業が保有する既存の会員システムを連携させるカスタマイズ開発も行うという。

 トップページの更新、推薦図書の選定、特集コンテンツの企画・制作、売上分析、電子書籍データの登録、カスタマーセンター運営といったサイト運営に必要な業務もフルサポート。出版社との決済代行や電子書籍コンテンツの調達・制作まで一貫したサービスを実現している。

 ビューワは「XMDF」「T-Time」「BS Reader」のほか、同社が開発した雑誌表示向け「ImageViewer」など多様なフォーマットに対応。Android搭載のスマートフォンやタブレット端末、iOSのiPhoneやiPad、Windows搭載パソコンなどの端末で利用できる。

 このほかオリジナルフォント「秀英横太明朝体」を搭載し、画面サイズに合わせた最適なデザインやレイアウトで見やすく表示。ユーザーが購入済みの電子書籍を複数の端末で安全に読める「マルチデバイス1コンテンツ」機能を実現したDRMや、キーワード入力で検索候補一覧が人気順に表示される「インクリメンタルサーチ」をはじめ、作家別や出版社別での検索機能など読みたい本をすぐに探せる機能を用意している。

 5月14日にオープンした読売新聞の電子書店「本よみうり堂デジタル」は同サービスを採用しており、会員管理や課金システムと連携したカスタマイズ開発も行っている。

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