紀伊國屋書店は、読書体験に大きな影響を与える書体について、長文を読むのに適した「游明朝体 Pr6N M」を採用。Kinoppyアプリをアップデートすると同フォントが利用可能になる。
紀伊國屋書店は、自社の電子書籍サービスに新たなフォント「游明朝体 Pr6N M」を採用。5月18日にiOSとAndroid向けにリリースしているアプリ「Kinoppy」をアップデートして同フォントを搭載した。
游明朝体 Pr6N Mは、「ヒラギノ」の開発などで知られる字游工房が、既存の游明朝体Std MをJISX0213:2004に対応させ約2万3000字まで字種を拡張したもので、曲線を多用したやわらかいエレメントが特徴。
電子書籍サービスで「文字」も重要な要素と位置づける紀伊國屋書店。「長文が読みやすい普通の明朝体」をコンセプトに持ち、長文を読むのに理想とされる「水のような、空気のような」書体にこだわった游明朝体を採用し、電子書籍の読書体験で他社との差別化を図る考えだ。
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