“サンライズの超過駆動”という言葉を生んだ第1期から半年、アニメ「境界線上のホライゾンII」の放送が早くも開始する。川上稔氏による原作のライトノベルは、単行本の分厚さから「鈍器」と呼ばれることでも有名だ。
川上氏が構想する「都市世界」の1つの時代「GENESIS」において、歴史の再現に取り組む人々を描いた大長編シリーズ。壮大なスケールに、大量の登場人物、緻密に決められた設定と、物語の全体を見渡すことが困難であり、この“タメ”がある分、物語が駆動した時に得られる快感も大きくなっている。腰を据えてじっくり物語に向き合いたい人にはうってつけの作品といえよう。アニメ1期が放映された際には、昨今の“3話までに見所を求める”視聴者たちの多くが脱落し、一方で見続けた者からは右肩上がりで評価が上がっていくという現象が顕著にうかがえた。
2期の制作は引き続いてサンライズが担当。総勢15人の追加キャストが投下され、いっそうの盛り上がりが予想される。福山潤氏の演じる主人公のトーリも、相変わらず裸でいることが多いようだ。
タイトル | 境界線上のホライゾンII |
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公式HP | http://genesis-horizon.net/ |
放送開始日 | 7月7日 |
放送情報 | MBS 毎週土曜日26:28から。ほかTOKYO MX、tvk、テレ玉、チバテレビ、テレビ愛知、BS11、バンダイチャンネル |
Twitterアカウント | __HORIZON__ |
夏アニメに再び戦国モノがやってくる。原作の春日みかげ氏によるライトノベル「織田信奈の野望」はGA文庫より好評刊行中だ。
ふと気がつくとそこは、美少女が武将となっている戦国時代だった――平凡な高校生の相良良晴(サル)は、そこで出会った“織田信奈”のもとで天下統一を目指すことになる。相良は戦国物のゲーム“織田信長公の野望”をプレイして得た知識を武器に、本能寺の変を回避しようとするのだが……。美少女モノでありながら、歴史を知っているが故に苦悩する主人公の姿も描かれる、戦国時代のシリアスな雰囲気を持ち合わせているのが特徴だ。
「戦国乙女」や「戦国コレクション」といった先行アニメがある中で、本作はむしろ「大河ドラマ」の方に近い存在かもしれない。織田信奈を演じる伊藤かな恵氏をはじめとして、戦国時代に相応しい豪華絢爛な声優陣がそろったこともあり、アニメ版にかかる期待は大きい。
タイトル | 織田信奈の野望 |
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公式HP | http://odanobuna.com/ |
放送開始日 | 7月8日 |
放送情報 | テレビ東京 毎週日曜25:05から。ほかテレビ大阪、テレビ愛知、AT-X、ニコニコ動画、あにてれ、バンダイチャンネル |
Twitterアカウント | anime_odanobuna |
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