“Kindle本”自費出版「Kindleダイレクト・パブリッシング」日本版スタート

Kindle向け電子書籍を自費出版できる「Kindleダイレクト・パブリッシング」も日本版がスタート。作家や出版社が電子書籍データをKindleストアにアップロードし、世界に販売できる。

» 2012年10月25日 14時17分 公開
[ITmedia]
画像

 Kindle用電子書籍を販売する「Kindleストア」日本版のオープンに合わせて10月25日、作家や出版社がKindle向け電子書籍を自費出版できる「Kindleダイレクト・パブリッシング」の日本版が、Amazon.co.jpでスタートした。世界のKindleストアに電子書籍を販売でき、基本的に、売り上げの35%が受け取れる。


画像 フォームに必要事項を入力し、ファイルをアップロードするだけで出版できる

 Amazon.co.jpのアカウントでログインし、会社(出版社)情報、ロイヤリティ支払い先の銀行口座などを登録すれば、自費出版が可能。出版したい本のタイトル、表紙画像、価格(円、米ドル、ポンド、ユーロで設定可能)、DRMの有無、販売地域などを設定し、電子書籍データをアップロードすると、Kindleのフォーマットに変換し、Kindleストアで販売できる。ファイルはHTML/ePub/XMDF形式に対応。Wordファイルも試験的にサポートしている。

 出版は無料。書籍が売れると、ロイヤリティとして売り上げの35%を受け取ることができる。ロイヤリティを70%に設定することも可能。その場合は販売地域が限定されたり、ファイルサイズごとに設定された「通信コスト」が売り上げから控除されるといった条件が付く。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.