ACCESS、インドネシア最大の通信事業者に電子出版プラットフォームを提供

ACCESSは、インドネシア最大の通信事業者「テレコムインドネシア」へEPUB対応電子書籍サービス「Qbaca」を開発・提供。まずはAndroidスマートフォン/タブレット向けに展開する。

» 2012年11月12日 11時51分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 ACCESSは、インドネシア最大の通信事業者「テレコムインドネシア」向けに、電子書籍サービス「Qbaca」を開発・提供した。11月9日より、インドネシア国内のAndroidスマートフォンとタブレット向けに提供開始。年内にはiOSにも対応予定。

 テレコムインドネシアは、インドネシア最大の携帯電話事業者であるテレコムセルを傘下に擁し、グループ全体で1億人を超える携帯電話加入者を有する。同社は事業戦略の柱として電子コンテンツサービスの拡充を掲げており、同国では初となるEPUB 3に準拠した電子書店としてQbacaを立ち上げた。

 QbacaはACCESSの電子出版プラットフォーム「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」をベースに開発されたもの。ビューワ部分はEPUB 3への準拠度合いが高く国内でも大手電子書店が採用している「NetFront BookReader v1.0 EPUB Edition」が用いられている。タイトルや著者別のテーマ検索機能や、サーバ上にデータを置くWeb本棚機能などが用意されている。

Photo 電子書籍サービス「Qbaca」

 コンテンツは主にインドネシアの大手出版社3社が発行する小説をラインアップしており、無料版、有料版のほか、広告が入るお試し版が用意されている。広告入りのお試し版は、ACCESSのモバイル広告向ソリューション「NetAd」をベースに、テレコムインドネシア・グループと共同開発された広告配信システムが採用されている。

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