レビュー
» 2012年12月21日 08時00分 公開

Amazonの新型7インチタブレット「Kindle Fire HD」を使ってみた (3/3)

[鷹野 凌,ITmedia]
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読書時のインタフェースは?

 タッチパネルの操作はAndroidやiOS端末とほぼ同じで、画面中央をタップでメニューが表示される。画面中央から左側をタップでページめくり、戻る場合は右端、タップ&ホールド(長押し)で範囲選択やメモなどのオプションメニュー表示となっている。

本の表紙
文章の表示
メニュー表示

(C)Taiyo FUJII「Gene Mapper」


 フォントの大きさや種類(明朝とゴシック)、行間や余白の調整、背景色の変更などもできる。[読み上げ機能]もあるようだが、著者の所有しているコンテンツで対応しているタイトルはなかった。

フォント設定
フォントサイズ最大(11)
フォントサイズ最小(1)

[移動]を開いた画面
[シェア]を開いた画面
[ブックマーク]をタップ

タップ&ホールドでオプションメニューと辞書検索
ハイライト
メモ

範囲選択して[シェア]を開いた画面
選択範囲を引用して投稿できる
Twitterの投稿

範囲選択して[その他]で検索メニュー
[本文検索]の結果一覧
[メモ]からハイライトやブックマークは一覧できる

横向き表示
コミックの表紙
ダブルタップかピンチアウトで拡大
中央タップでメニュー。文章の場合に比べると、できることは少ない

(C)2012 HIROSHI UEDA・SHOUJI GATOU・SHIKIDOUJI/Fujimishobo


移動メニュー
コミックの場合引用してシェアはできない
投稿のリンク先は、Amazonのサイトだ

横向き表示はもちろん見開きに対応している

まとめ

 「Amazonのコンテンツ配信サービスを利用する専用タブレット端末」としては非常によくできている。問題は、Amazonアプリストアが始まったばかりということもあるが、例えばGoogleのGmailやMapsといった人気アプリが利用できないこと。今後配信されるかどうかは未知数だ。だから、過去にGoogleアカウントやAppleIDで積み重ねてきた資産がある場合、ブラウザ経由で利用できるサービスであればKindle Fire HDでも使えるが、アプリしか提供されていない場合は不可能ということになる。そういった他社サービスの資産が無く、今後もAmazonのサービスを中心に利用するという割り切り方をするのなら、ベストチョイスだろう。ついつい忘れがちだが、日本におけるスマートフォン普及率はまだまだ低く、タブレット端末に関しては言わずもがなという状況なのだ。

 そう考えると、これから初めてタブレット端末を購入し、電子書籍や音楽配信のサービスを利用してみようという方には、強力な選択肢が1つできたということになる。音楽や動画の再生も試してみたが、「ドルビーデジタルプラス」のスピーカーは低音がよく効いていて、タブレット端末としてはかなり良い音だと感じられた。音楽配信サービス「Amazon MP3」は、DRMフリーで最高256kbpsと他社のサービスと遜色がなく、「Cloud Player」を使うことで他のデバイスでも利用することができる。残念なのは、米Amazonでは既に提供されている映像配信サービスが、日本ではまだ始まっていないことだ。ここは今後に期待しよう。

著者プロフィール:鷹野 凌

 フリーライター。ブログ「見て歩く者」で、小説・漫画・アニメ・ゲームなどの創作物語(特にSF)、ボカロ・東方、政治・法律・経済・国際関係などの時事問題、電子書籍・SNSなどのIT関連、天文・地球物理・ロボットなどの先端科学分野などの分野について執筆。ブクログのパブーで電子書籍『これもうきっとGoogle+ガイドブック』を販売中。

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