大手電子書店「BookLive!」のランキングデータから今売れ筋の電子書籍を紹介します。
今売れている電子書籍は何? ――この質問に大手電子書店「BookLive!」のランキングデータでお答えします。売れ筋の話題作を知る手がかりにしてください! それでは今回も「今売れている電子書籍ランキング」(集計期間2012年12月16日〜31日)をまずは総合ランキングからお届けします。
総合ランキングのトップ3は前回と変わらず。前回に引き続き尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』が首位を維持しました。電子書籍向けにカラー化されたこの大人気漫画の勢いは止まりません。4位にもモノクロ版がランクインしている同作品は、2012年12月15日に封切られた映画「ONE PIECE FILM Z」も興行収入50億円を突破と、その航海は順調そのもののようです。
それでは続いてジャンル別ランキング。今回は「IT/ビジネス」「ミステリー書籍」「男性雑誌」のトップ5をお届けします。
IT/ビジネスでは、プレジデント社の『ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>』がトップに。世界のトップビジネス思想家15人にも選ばれた著者がその見識をいかんなく発揮し、現状の分析から近未来起こり得るシナリオを導きだし、そこで生きる人に向けたロジカルな提言を行った話題の1冊です。
ミステリー書籍では、貴志祐介さんの『悪の教典』が引き続き高い人気となっています。2012年には漫画化と映画化がされたことで作品の認知度がさらに高まり、本書の売り上げも押し上げているようです。
2位には松岡圭祐さんの『万能鑑定士Qの事件簿』も。松岡氏といえば、『催眠』シリーズや『千里眼』シリーズなどの作品でも知られますが、「人の死なないミステリー」として推理小説の新しいジャンルを確立しつつあるQシリーズ。『万能鑑定士Qの事件簿』のほかにも『万能鑑定士Qの推理劇』などが電子書籍化されています。
男性雑誌はご覧の通りの結果に。ミドルエイジ向けの雑誌が多くランクインしています。
順位 | 作品 |
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1位 | 悪の教典(貴志祐介/文藝春秋) |
2位 | 万能鑑定士Qの事件簿(松岡圭祐/角川書店) |
3位 | ブルーマーダー(誉田哲也/光文社) |
4位 | カラスの親指 by rule of CROW’s thumb(道尾秀介/講談社) |
5位 | もぐら(矢月秀作/中央公論新社) |
順位 | 作品 |
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1位 | MEN'S EX(世界文化社) |
2位 | Begin(世界文化社) |
3位 | Gainer(光文社) |
4位 | Pen(阪急コミュニケーションズ) |
5位 | メンズクラブ(ハースト婦人画報社) |
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