BookLive、かざして検索できる「BookLive!カメラ(仮)」を出展東京国際ブックフェア動画リポート

BookLiveが、スマートフォンやタブレットのカメラ機能を利用して、書影などを読み込み、電子書籍の検索・購入・試し読みのできる画像認識アプリ「BookLive!カメラ(仮)」を東京ビッグサイトで開催されている東京国際ブックフェアに参考出展した。

» 2013年07月03日 21時17分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

 BookLiveは、スマートフォンやタブレットのカメラ機能を利用して、本の表紙などを読み込み、電子書籍の検索・購入・試し読みのできる画像認識アプリ「BookLive!カメラ(仮)」を東京ビッグサイトで7月3日から開催されている東京国際ブックフェアに参考出展した。

 同アプリは、実際の、もしくは電車内広告などに印刷されている本の表紙や背表紙をスマートフォンやタブレットに搭載されているカメラを利用して読み込み、同社が保有する18万冊の電子書籍データを画像マッチング技術により、照らし合わせて検索し、該当する電子書籍を即座に購入できるというもの。今回は、背面に「BookLive!」のロゴの入ったタブレットにインストールされたものが展示されていた。

 これまでは、電子書籍を検索したい場合、テキストなどを入力していたが、これにより、より簡単に電子書籍を楽しむことができるようになる。また、画像を読み取った際「読む」と表示されているものはその場で立ち読みすることもできる。

平面に印刷された本の表紙や背表紙でも読み込んで、検索できる。

 読み込み対象は本の表紙だけではなく、屋内外の名所旧跡やランドマークなどでも検索でき、例えば、スカイツリーを読みこめば、それに関する書籍一覧が表示され、「買う」をタップすることで、電子書店BookLive!の該当書籍の購入ページに移動できる。

 実物だけではなく、写真でも読み込めるので、旅行ガイドブックなどの写真から関連する書籍を検索することもできる。

ミニチュアや写真でもかざせば、関連する書籍を検索できる。

 なお、書店で表紙が読み込まれ電子書籍の購入につながった場合、アプリに搭載されているGPS機能で、読み込まれた場所の連携書店を特定し、同社から販売手数料を支払う新たなビジネスモデルも展開可能。そのため、書店に在庫がない場合でも、販売機会損失を回避でき、狭いスペースでもより多くの書籍を販売できるようになる。

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