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» 2014年01月28日 10時00分 公開

「eBookJapan」を徹底解剖する電子書店完全ガイド2013(2/5 ページ)

[鷹野 凌,eBook USER]

読みたい本を簡単に探せるか?

 次に、「読みたい本を簡単に探せるか?」をチェックします。

 eBookJapanで本を探す方法には、PC向けWebサイト(http://www.ebookjapan.jp/)とモバイル向けWebサイト(URLはPC向けと同じ)があります。各デバイス向けに用意された「ebiReader」「ebiReaderHD」「ebi.BookReader」といったアプリにはストア機能が非搭載のため、いずれの場合もブラウザでWebサイトにアクセスして探す形になります。

PC Webから探す場合

 読みたい本の書名などが分かっている場合は、最上部の検索欄からキーワードを入力すればOKです。キーワード検索は、Googleでおなじみのサジェスト機能に対応しており、検索文字入力ごとに検索候補一覧が表示されます。アルファベットで入力をしても、ひらがなや漢字の候補が同時に表示される親切設計になっています。サジェストされた候補にマウスカーソルを重ねると、作品名と書影によるリコメンドが表示されるため、著者名で検索をする場合などに便利です。

 キーワード検索結果の一覧は、作品別の[簡易表示]で1画面に最大100件表示され、[詳細表示]にも切り替えられます。この画面では、検索対象に作品解説を含むかどうかの切り替えも可能です。並び順の初期状態は、前回調査時には[タイトル順]でしたが、今回の調査では[売れ筋順]に変わりました。左カラムの絞り込み条件は[カテゴリ][出版社][シリーズ・雑誌][著者][ジャンル][価格]で、前回の調査時には存在した、[対応デバイスで絞り込む]機能はなくなりました。


サジェスト機能はアルファベットで入力しても、ひらがな・漢字の候補が同時に表示される サジェスト機能はアルファベットで入力しても、ひらがな・漢字の候補が同時に表示される
サジェストされた候補にマウスカーソルを重ねるとリコメンドが表示される サジェストされた候補にマウスカーソルを重ねるとリコメンドが表示される

検索結果一覧では絞り込み、並び替え、詳細表示への切り替えなどができる 検索結果一覧では絞り込み、並び替え、詳細表示への切り替えなどができる
詳細表示では、作品解説文、ファイルサイズ、出版社、ジャンルなどが確認できる 詳細表示では、作品解説文、ファイルサイズ、出版社、ジャンルなどが確認できる

 読みたい作品が決まっておらず「何か面白い本はないかな?」と探す場合は、上部にあるカテゴリタブや、左右カラムのジャンル、ランキング、特集などから絞り込んでいきます。中吊り広告風の大きなバナーが、カテゴリトップページ、掲載誌別ページ、著者別ページ、作品別ページの一部にも用意されています。過去のバナーは[中吊りギャラリー]から見られます。この辺りは、前回調査とは大きく変わっていません。


[青年マンガ]カテゴリのトップページ [青年マンガ]カテゴリのトップページ
青年マンガの[中吊りギャラリー] 青年マンガの[中吊りギャラリー]

 特集は、単独で読み物として楽しめるものが多いのが特徴で、「編集長、オススメの漫画を教えて下さい」や「元編集長が舞台裏を語る」など、企画や構成、編集にもかなり手間をかけている様子が伺えます。「三田誠広の小説教室」では一般からの作品募集が行われたり、「宇宙電子本プロジェクト」では幼稚園生・小・中学生から募集された「宇宙に届け!みんなの夢」を若田宇宙飛行士が宇宙で読むといった、ユーザー参加型の企画も行われています。


「編集長、オススメの漫画を教えて下さい」特集 「編集長、オススメの漫画を教えて下さい」特集
「漫画サンデー元編集長が舞台裏を語る」特集 「漫画サンデー元編集長が舞台裏を語る」特集

「三田誠広の小説教室」特集 「三田誠広の小説教室」特集
「宇宙電子本プロジェクト」特集 「宇宙電子本プロジェクト」特集

 掲載誌や著者・ジャンルなどで絞り込んでいった場合はキーワード検索の場合と異なり、検索結果は新着順がデフォルトで、タイトル別にまとめられて表示されます。作品別表示への切り替えも可能です。この辺りも前回調査とは大きく変わっていません。


「アフタヌーン」のトップページ 「アフタヌーン」のトップページ
新着順、タイトル別で表示される 新着順、タイトル別で表示される

 作品詳細画面の書誌情報は、書影・タイトル・シリーズ名・著者名・原作者・キャラクターデザイン(イラスト)・出版社・レーベル名・ジャンル・作品解説文・ユーザーレビューや評価点・対応デバイス・コンテンツタイプ(リフロー型/画像型)・ファイルサイズ・ページ数(画像型のみ)などです。一部の作品には、「eBookJapanスタッフのレビュー」も付いています。紙の本の情報や、販売開始日といった情報がないのは少し残念なところです。SNSへのシェアボタンは、Twitter、Facebook、Google+、はてなブックマークに対応しています(mixi、GREEのボタンは消えました)。

 作品詳細画面で前回調査時との大きな違いは、「新刊お知らせ」機能が追加されたことと、ユーザーレビューや評価点機能が追加されたことです。レビューは1シリーズにつき1人1回という形になっており、TwitterやFacebookへの連携投稿機能や、「このレビューが役に立った」と投票した人数の表示機能、違反報告機能もあります。


シリーズ詳細画面の上部 シリーズ詳細画面の上部
シリーズ詳細画面の中部 シリーズ詳細画面の中部
シリーズ詳細画面の下部 シリーズ詳細画面の下部

 立ち読みをするには、以前は「ebi.BookReader for Windows(本稿執筆時点のバージョンは4.5.1.14)」または「ebi.BookReader for Macintosh(本稿執筆時点のバージョンは1.1.1.0)」を事前にインストール(無料)しておく必要がありましたが、新たに「ブラウザ楽読み」というサービスが追加され、インターネットに常時接続している環境であれば未ログイン状態でもブラウザ上で即座に立ち読みできるようになりました(☆+0.5)。ただ、少し残念なことに、[立読]ボタンは一部に非対応のものがあります。


ブラウザ楽読みか、ダウンロードしてアプリで読むかを選択できる ブラウザ楽読みか、ダウンロードしてアプリで読むかを選択できる
ブラウザ楽読みでの立ち読みは未ログイン状態でも利用できるので手間なし簡単だ ブラウザ楽読みでの立ち読みは未ログイン状態でも利用できるので手間なし簡単だ

モバイルWebから探す場合

 続いてモバイル向けWebサイトをチェックします。モバイル向けのレイアウトになっており、情報量はPC版とほとんど変わりませんが、キーワード検索でサジェスト機能は働きません。また、SNSへのシェアボタンは、TwitterとFacebookだけになっています。

 なお、立ち読みをするには、以前はAndroidアプリまたはiOSアプリを事前にインストールしておく必要がありましたが、ブラウザ楽読みはモバイルにも対応しており、インターネットに常時接続している環境であれば未ログイン状態でもブラウザ上で即座に立ち読みできます。


モバイルWebのトップページ モバイルWebのトップページ
キーワードを入力してもサジェスト機能は働かない キーワードを入力してもサジェスト機能は働かない
表示件数の初期状態は25件と、モバイル回線に配慮した形。50件、75件、100件に切り替えられる 表示件数の初期状態は25件と、モバイル回線に配慮した形。50件、75件、100件に切り替えられる

シリーズ詳細画面の最上部 シリーズ詳細画面の最上部
シリーズ詳細画面の少し下。情報量や機能はPC Webとほぼ同じ シリーズ詳細画面の少し下。情報量や機能はPC Webとほぼ同じ
シリーズ詳細画面のさらに下。まとめ買いやシリーズの書籍リスト シリーズ詳細画面のさらに下。まとめ買いやシリーズの書籍リスト

シリーズ詳細画面のさらに下。関連情報 シリーズ詳細画面のさらに下。関連情報
シリーズ詳細画面のさらに下。関連タイトルやユーザーレビュー・評価点 シリーズ詳細画面のさらに下。関連タイトルやユーザーレビュー・評価点
シリーズ詳細画面の最下部は共通メニュー シリーズ詳細画面の最下部は共通メニュー

その他

 eBookJapan独自編集の月刊誌『KATANA』は100円(税抜き)で販売されていますが、累積50冊以上購入するとゴールド会員特典として最新号が無料配信されるようになります。


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評点:☆3.5

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