今、一番おもしろいマンガ――マンガ大賞2014は森薫さんの『乙嫁語り』が大賞を受賞した。3回目のノミネートでの受賞となった。
3月27日、書店員を中心とした有志がお勧めのマンガ作品を決める「マンガ大賞2014」の結果が発表された。大賞には森薫さんの『乙嫁語り』(KADOKAWA / エンターブレイン)が選出された。
マンガ大賞は、「友達に薦めたくなるマンガ」の選出をコンセプトに2008年に生まれた賞。これまで、『岳 みんなの山』(石塚真一)、『ちはやふる』(末次由紀)、『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)、『3月のライオン』(羽海野チカ)、『銀の匙 Silver Spoon』(荒川弘)、『海街diary』(吉田秋生)が大賞に輝いている。
大賞を受賞した『乙嫁語り』は、マンガ大賞2011/2013にもノミネートされていた作品。過去のノミネートではいずれも次点で大賞を逃していたが、3回目のノミネートで大賞を受賞した。以下は2次選考での選考員コメントの一部だ。
中央アジアを舞台にした独特の世界観、多彩な登場人物、変化のある物語。どれをとっても魅力的。
惹きつけるストーリー・細密画のような絵・躍動感溢れる描写・愛すべきキャラクターとこれ以上ないくらいの作品
今回の候補作の中では、なんというか?マンガ的貫禄?の大きさでこの作品に敵うものはないと感じます。
次点には『僕だけがいない街』(三部けい)、3位には『さよならタマちゃん』(武田一義)が選ばれている。ノミネート作品と最終ポイントは以下の通り。
作品名 | 最終ポイント |
---|---|
乙嫁語り(森薫) | 94ポイント |
僕だけがいない街(三部けい) | 82ポイント |
さよならタマちゃん(武田一義) | 66ポイント |
七つの大罪(鈴木央) | 59ポイント |
ひきだしにテラリウム(九井諒子) | 54ポイント |
重版出来!(松田奈緒子) | 46ポイント |
ワンパンマン(ONE・村田雄介) | 43ポイント |
亜人(桜井画門) | 32ポイント |
足摺り水族館(panpanya) | 31ポイント |
坂本ですが?(佐野菜見) | 9ポイント |
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