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» 2014年03月31日 10時00分 公開

電子書店完全ガイド2013:「紀伊國屋書店ウェブストア/Kinoppy」を徹底解剖する (4/5)

[ITmedia]

いつでもどこでも簡単に読めるか?

 紀伊國屋書店ウェブストア/Kinoppyで販売している電子書籍は、Windows Vista・Windows 7・Windows 8(Windows XPは2014年4月9日以降サポート対象外)、Windows 8.1・Windows RT 8.1、Mac OS X 10.7(Lion)以降、Google Play対応のAndroidスマートフォン(Android 2.2)以降、Android 4.0以降のタブレット、iOS端末(iOS 5.0以降)、Sony Reader(一部の書籍は非対応)、NTT東日本の光iフレーム2(Android 2.2相当)などで読むことができます。「電子書籍に端末選択の自由を。」というキャッチコピーに恥じない、最強クラスのマルチデバイス対応です(☆+1.0)。

 購入した電子書籍を読むには、専用アプリKinoppyのインストールが必要です(Readerを除く)。どのデバイスから購入した電子書籍も、同じアカウントでKinoppyへログインすれば、クラウド本棚からダウンロードして読むことができます。Kinoppyアプリからログインした端末は自動的にアカウントへ登録されます。

 端末登録できるのは最大5台と、現在では平均的な制限です。6台目でログインしようとすると、他の端末を任意で登録解除できる(Readerを除く)ので、実用で考えて困るような場面に遭遇することははめったにないと考えていいでしょう。

 購入した書籍は、一度端末にダウンロードしてしまえば、通信環境がない場所でも読むことができます。本棚の書誌情報や並び順、最後に読んだ位置、マーク・しおりなどは自動的にクラウド上に保存され、他の端末とも同期されます。タブレット端末で読んでいた続きを、外出先でスマートフォンから読むといったことも簡単にできます。

Windowsデスクトップ版のKinoppyで読書 

 「紀伊國屋書店Kinoppy for Windows Desktop」は、紀伊國屋書店Kinoppyのサイトから無料でダウンロードできます。

 前回の調査時から大きくリニューアルされ、ファイル形式などを特に意識せず利用できるようになりました。特定のファイル形式が読めない制限もなくなり、他のデバイスとの同期も自動で行われるようになりました。

 DRMフリーの外部ファイル(XMDF・.book・EPUB・PDFなど)を開くことができるのは以前と同じですが、Dropboxと連携することでファイルを直接参照して本棚へインポートや本棚からアップロードできる点が大きな違いです


Kinoppy for Windows Desktopのライブラリ Kinoppy for Windows Desktopのライブラリ
[設定][クラウド本棚]で、購入済み書籍の一覧を表示 [設定][クラウド本棚]で、購入済み書籍の一覧を表示

[設定]ボタンの[設定]メニューからDropboxとの連携ができる [設定]ボタンの[設定]メニューからDropboxとの連携ができる
Dropboxと連携してから[設定]の[インポート]を開くと、Dropboxから直接インポートやアップロードができる Dropboxと連携してから[設定]の[インポート]を開くと、Dropboxから直接インポートやアップロードができる

 ビューワは、しおり、マーク、コメント、選択範囲のコピー、本文検索、Web検索(Google、Wikipedia、Yahoo!辞書)、文字サイズ変更、行間変更、余白変更、縦書き/横書き切り替え、ページ切り替え効果の有無、陰影の有無、柱とページ番号の表示有無などの設定が切り替えられます。複数の本を同時に開くことができる点が、モバイル向けアプリとの大きな違いです。スクリーンショットが撮れないため、画面イメージは省略します。

Windowsストア版アプリのKinoppyで読書 

 「紀伊國屋書店Kinoppy for Windows Store」は、Windowsストアから無料でダウンロードできます。Windowsストアに対応している電子書店は、2014年3月現在、まだ非常に少ないです。

 こちらのアプリ内にストア機能はなく、購入はウェブストアから行う形です。Dropboxとの連携も現時点では未提供です。


Kinoppy for Windows StoreはWindowsストアの[書籍]にある Kinoppy for Windows StoreはWindowsストアの[書籍]にある
同じアカウントで6台以上ログインしようとすると、他の端末を解除する画面が表示される(各デバイス共通) 同じアカウントで6台以上ログインしようとすると、他の端末を解除する画面が表示される(各デバイス共通)

Kinoppy for Windows Storeのライブラリ Kinoppy for Windows Storeのライブラリ
画面外上から下(または下から上)でメニュー表示 画面外上から下(または下から上)でメニュー表示
クラウド本棚で購入済み書籍の一覧を表示 クラウド本棚で購入済み書籍の一覧を表示

ビューワの本文表示 ビューワの本文表示
画面外上から下(または下から上)でメニュー表示 画面外上から下(または下から上)でメニュー表示
目次/しおり一覧 目次/しおり一覧

「フリーランスと研究者は宣言するとうまくいく」佐藤圭二/インプレスコミュニケーションズ

マークした箇所の一覧 マークした箇所の一覧
本文のキーワード検索 本文のキーワード検索
ページ設定 ページ設定

テキスト設定 テキスト設定
フォントサイズ最小 フォントサイズ最小
フォントサイズ最大 フォントサイズ最大

タップ&ホールドで範囲選択、選択箇所をタップするとマーク・コメント機能 タップ&ホールドで範囲選択、選択箇所をタップするとマーク・コメント機能
コメントが書き込める コメントが書き込める
ピンチアウトで拡大 ピンチアウトで拡大

Mac版アプリのKinoppyで読書

 「紀伊國屋書店Kinoppy for Mac」は、Mac App Storeから無料でダウンロードできます。基本的な機能はWindows Desktop版とほとんど同じです。


Mac App Storeからダウンロードできる Mac App Storeからダウンロードできる
Kinoppy for Macのライブラリ。クラウド本棚は右上の雲型アイコン Kinoppy for Macのライブラリ。クラウド本棚は右上の雲型アイコン

クラウド本棚を開いた状態 クラウド本棚を開いた状態
Dropboxと連携できる Dropboxと連携できる

DropboxのWebサイトでKinoppyの連携を[許可] DropboxのWebサイトでKinoppyの連携を[許可]
連携するとDropboxのファイルを直接参照して本棚へインポートできる 連携するとDropboxのファイルを直接参照して本棚へインポートできる

テキスト設定には行間・余白の設定がない テキスト設定には行間・余白の設定がない
単ページ・縦スクロール表示などに対応している 単ページ・縦スクロール表示などに対応している

範囲選択して右クリックでメニュー表示。辞書機能に対応している 範囲選択して右クリックでメニュー表示。辞書機能に対応している
複数の本を同時に開ける 複数の本を同時に開ける

Android版アプリのKinoppyで読書 

 Kinoppy for Androidは、クラウド本棚のメニュー化、Dropbox連携、ビューワのアイコン表示がiOS版と共通になった点などが前回調査時との違いです。行間・余白調整やカラー選択には未対応です。


Kinoppy for Androidのクラウド本棚 Kinoppy for Androidのクラウド本棚
[設定]にDropbox連携メニューがある [設定]にDropbox連携メニューがある
連携するとDropboxのファイルを直接参照して本棚へインポートできる 連携するとDropboxのファイルを直接参照して本棚へインポートできる

ビューワの本文表示 ビューワの本文表示
中央タップでメニュー表示 中央タップでメニュー表示
テキスト設定はフォントの選択ができるが、行間・余白調整は未対応 テキスト設定はフォントの選択ができるが、行間・余白調整は未対応

ページ設定 ページ設定
目次表示 目次表示
コピー・マーク・Web検索などに対応。[アプリ選択]は以前と同じく、インテント機能によって外部アプリで検索ができるのみ コピー・マーク・Web検索などに対応。[アプリ選択]は以前と同じく、インテント機能によって外部アプリで検索ができるのみ

iOS版アプリのKinoppyで読書

 Kinoppy for iOSは、クラウド本棚のメニュー化、Dropbox連携などが前回調査時との違いです。


Kinoppy for iOSのクラウド本棚 Kinoppy for iOSのクラウド本棚
[設定]メニューにDropbox連携 [設定]メニューにDropbox連携
連携するとDropboxのファイルを直接参照して本棚へインポートできる 連携するとDropboxのファイルを直接参照して本棚へインポートできる

ビューワの本文表示 ビューワの本文表示
中央タップでメニュー表示 中央タップでメニュー表示
カラー選択ができる カラー選択ができる

カラー選択は4種類から カラー選択は4種類から
[反転]表示 [反転]表示
ページ設定で余白調整は可能だが行間調整はできない ページ設定で余白調整は可能だが行間調整はできない

タップ&ホールドで範囲選択 タップ&ホールドで範囲選択
指を離すとメニュー表示 指を離すとメニュー表示
内蔵辞書で言葉の意味が調べられる 内蔵辞書で言葉の意味が調べられる

 目次・しおり・マーカー・メモ・辞書・ウェブ検索・本文検索や、文字の大きさ・フォントの種類・行間・余白・配色・明るさの変更など、他で採用されている基本的な機能はほとんどすべて備えている、高機能なビューワです。これで引用・コメントを付けてSNSへ共有する機能があれば、筆者としては満足ゆくレベルです。

評点:☆4.0

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