小説部門の当選作に横山悠太さんの『吾輩ハ猫ニナル。』、評論部門の優秀作に坂口周さんの『運動する写生――映画の時代の子規』と矢野利裕さんの『自分ならざる者を精一杯に生きる――町田康論』が選ばれた。
講談社の発行する文芸誌「群像」で群像新人文学賞の受賞作品が発表された。小説部門では、横山悠太さんの『吾輩ハ猫ニナル。』が当選作に、評論部門では坂口周さんの『運動する写生――映画の時代の子規』と矢野利裕さんの『自分ならざる者を精一杯に生きる――町田康論』がそれぞれ優秀賞に選ばれた。
群像新人文学賞は1958年に設立された純文学の公募新人文学賞。過去には小説部門から村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』(第19回)や、村上春樹さんの『風の歌を聴け』(第22回)などの作品が選出されている。
受賞者には正賞として50万円(優秀賞には25万円)が贈られる。受賞作品は5月7日発売の群像に掲載されている。
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