日本作家クラブの初代会長を務めた作家・野村胡堂を顕彰するために創設。商業出版された時代小説や歴史小説が対象となっている。
8月27日、日本作家クラブが主催する第2回「野村胡堂文学賞」の選考会が行われた。受賞作は塚本青史さんの『サテライト三国志』上下巻、特別賞には高橋英樹さんの『高橋英樹のおもしろ日本史』が選ばれた。
同賞は、日本作家クラブの前身となる「捕物作家クラブ」を創設し、日本作家クラブの初代会長も務めた作家・野村胡堂を顕彰するために創設された文学賞。
対象となるのは、商業出版された時代小説や歴史小説で、毎年度、前年の4月1日から当該年度の3月末日までに出版された作品。第1回では、小中陽太郎さんの『飛べよ源内』が受賞している。
賞金は各30万円。授賞式は10月30日、東京・千代田区の神田明神で行われる。
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