第13回「このミス」大賞、受賞者に初の女性コンビ作家

大賞は女性コンビ作家・降田天の『女王はかえらない』。優秀賞は辻堂ゆめさんの『夢のトビラは泉の中に』、神家正成さんの『深山の桜』がそれぞれ受賞した。

» 2014年10月03日 15時03分 公開
[宮澤諒,eBook USER]

 宝島社は10月2日、第13回「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作を発表。大賞は、同賞初の女性コンビ作家・降田天の『女王はかえらない』、優秀賞は、辻堂ゆめさんの『夢のトビラは泉の中に』、神家正成さんの『深山の桜』がそれぞれ受賞した。応募は全427作品。

 同賞は2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設した、ミステリーやエンターテイメント作家の発掘・育成を目指す新人文学賞。選考は第1次から最終まで3度に分けて行われ、作家や書店員、編集者で構成された審査委員により受賞作を決定する。

 過去には、海堂尊さんの『チーム・バチスタの栄光(『チーム・バチスタの崩壊』から改題)』(第4回 大賞)、中山七里さんの『さよならドビュッシー(『バイバイ、ドビュッシー』から改題)』(第8回 大賞)、安生正さんの『生存者ゼロ』(第11回 大賞)などが受賞している。

 大賞を受賞した降田天の2人には賞金1200万円が、優秀賞を受賞した辻堂さん、神家さんには賞金200万円(100万円ずつに分配)が贈られる。受賞作品は2015年1月に単行本として刊行予定。

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