LINE、メディアドゥ、講談社、小学館の4社で「LINE Book Distribution」を設立。年内に英語・中国語(繁体字)版のコミックを配信していく考え。
LINEが国内向けに展開する「LINEマンガ」の海外展開に向け、LINE、メディアドゥ、講談社、小学館の4社による合弁会社の発足が発表された。
10月8日にメディアドゥから発表されたリリースによると、合弁会社の名は「LINE Book Distribution」。資本金は3億円(資本準備金含む)で、株主はLINE、メディアドゥ、講談社、小学館の4社。LINE連結子会社となる新会社の代表取締役にはLINE上級執行役員/CSMOの舛田淳氏が就く。
2013年4月にLINEがサービスを開始した「LINEマンガ」は、全世界で4億人を超えるコミュニケーションサービス「LINE」のプラットフォームを生かしたコンテンツサービス。初期はコミックに特化しつつ、その後ライトノベルなど文字ものの配信、その後「LINE マンガ連載」なども開始し、現在では累計ダウンロード800万を超える巨大な電子コミックプラットフォームとなっている。
今回の発表はアジアをはじめとし、グローバルでの大規模なユーザーベースを有する“場”にコンテンツを提供していくことで、日本からのコンテンツ流通を創り出す考え。
実際のサービス開始は年内を予定しており、講談社、小学館をはじめ国内出版社・レーベルから提供を受けた作品を、まずは、英語・中国語(繁体字)版で配信していく考え。LINEマンガへのコンテンツ提供を2013年12月に開始しているKADOKAWAなどの動きも注目される。
メディアドゥはコンテンツディストリビューション(取次提供)やコンテンツ配信システム「md-dc」の提供など、現在LINEマンガに提供している部分を引き続き手掛ける。
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