10月に試験運用を開始した「書店で本を購入すると、同作品の【電子版】が貰えるサービス」の対象書籍に、ポット出版の専門書2冊が追加された。
日本エンタープライズは11月10日、同社が10月に試験運用を開始した「書店で本を購入すると、同作品の【電子版】が貰えるサービス」の対象書籍を拡大した。
同サービスは、全国書店で紙の本を購入した際に入手できるクーポンコード(番号)を総合電子書籍サービス「BOOKSMART」で入力することで、スマートフォン/タブレットで同作品の電子版を閲覧できるというもの。電子版の閲覧にはBOOKSMARTアプリが必要。
今回追加されたのは、いずれもポット出版の書籍で、11月13日に発売する全国の公共図書館の電子図書館・電子書籍貸出サービス実態調査結果を収録した『電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告2014』、11月14日に発売する博物館、美術館、公文書館、図書館などがもつ文化資源などをデジタル化して保存するデジタルアーカイブについて収録した『アーカイブ立国宣言 日本の文化資源を活かすために必要なこと』 の2冊。用語検索や音声読み上げ機能などにも対応している。なお、それぞれの電子版は11月10日に販売開始している。
同社は今後も試験運用を通じてサービスの利用実態を検証し、2014年度内の本格運用を目指すとしている。
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