格差社会に警鐘を鳴らす話題の経済書がランクイン――hontoの1月月間ランキング

ランキングは紙の書籍と電子書籍の販売データを基に作成したもの。

» 2015年02月09日 12時41分 公開
[宮澤諒,eBook USER]

 2月6日、ハイブリッド書店サービス「honto」を運営する大日本印刷(DNP)とDNPグループの書店、トゥ・ディファクトは共同で、丸善、ジュンク堂、文教堂とhontoのサイトで購入された書籍の月間ランキングを発表した。集計期間は1月1日〜1月31日で、紙の書籍と電子書籍の販売データを基に作成している。


 1月の月間ランキングについて、honto総合書店店長の高山瞳さんは次のようにコメントしている。

 約1年ぶりに発売された『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ6巻が2位にランクイン。太宰治の著作『晩年』を巡る物語となっています。古書堂の主人・栞子さんとその店員・大輔さんの関係も進展!? 古書が結ぶ二人の関係も見逃せない6巻です。
 1月のランキングで注目したいのが、7位『流星ワゴン』と9位『21世紀の資本』。『流星ワゴン』は言わずと知れた重松清のベストセラーですが、この度テレビドラマ化でランキングに浮上!主人公は30代後半ですが、幅広い世代の方に読んでいただきたい1冊。『21 世紀の資本』は若きフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が「格差が広がり続ける未来」を予見した経済専門書です。700ページという大著にも関わらず、異例の大ベストセラーです。

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