トレンド総研は4月23日、読書形態や情報収集の観点から本に対する消費者の意識・実態を調べた「書籍・電子書籍」に関する調査結果を公開した。
同調査は、1年間に1冊以上本を読む20代〜40代の男女500名を対象に楽天リサーチで実施。紙書籍と電子書籍のどちらで読書をしているかという質問では「紙書籍だけ」が77%で最も多く、「電子書籍だけ」と回答したのは7%にとどまった。「どちらでも読む」は16%。
電子書籍を閲覧可能なデバイスの保有率と過去1年以内の利用経験では、保有率が最も高いのはPCの78%、次いでスマートフォンの66%。ただし、実際の利用デバイスではスマートフォン(27%)がPC(21%)を上回っている。
また、電子書籍で読む理由は、1位が「無料で閲覧・入手可能な本があるから」(53%)、2位が「読みたいと思ったときにすぐに読めるから」(51%)、3位が「本を保管するスペースがとられないから」(50%)、4位が「持ち歩きに便利だから」(49%)となった。
本を選ぶ際の参考にしているのは、「書店でのPOPなど書店員による情報」「オンライン書店などでのユーザーのレビュー」が上位に挙がっている。。
全体の33%がキュレーションサービスを使って本の情報に触れたことがあると回答。「NAVERまとめ」(70%)、「掲示板のまとめサイト」(41%)、女性向けのファッション・美容やライフスタイル情報を主に取り扱う「MERY」(7%)、ライフスタイル情報を中心とした「キナリノ」(6%)などを参照しているという。
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