『美術手帖』の美術出版社、事業再生に向けCCCグループ企業をスポンサーに

美術出版社は2014年3月末時点で約19億6300万円の負債を抱えており、2015年3月11日には民事再生手続きを開始していた。

» 2015年05月20日 12時16分 公開
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 美術誌『美術手帖』などで知られる出版社・美術出版社は5月19日、同社スポンサーにカルチュア・エンタテインメントを選んだことを発表した。

 帝国データバンクによると、美術出版社は2014年3月末時点で約19億6300万円の負債を抱えており、2015年3月11日には民事再生手続きを開始していた。

 スポンサーとなるカルチュア・エンタテインメントは、TSUTAYA、蔦屋書店などを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のグループ企業で、映像、音楽、出版などの企画・制作を手掛ける企業。近年は美術関係事業にも注力していることもあり、親和性の高さから選んだという。

 「今後は、スポンサーであるカルチュア・エンタテインメントの下で事業の再建を図って参ります。そして、全社一丸となって事業の再生に取り組んでいく所存です」としている。

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