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美術出版社が民事再生申し立て 「美術手帖」など出版の老舗

» 2015年03月05日 20時23分 公開
[ITmedia]
photo 「美術手帖」昨年12月号の特集「ボーイズラブ」が話題になった

 帝国データバンクによると、「美術手帖」など美術・芸術関連の雑誌・書籍を出版する老舗出版社の美術出版社が3月4日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。負債は2014年3月末時点で約19億6300万円。

 1905年(明治38年)創業と100年以上の伝統を持つ出版社で、1944年に法人改組された。月刊誌「美術手帖」のほか、画集などを扱い、年間30〜40点の新刊を発刊。2014年3月期には年間売上高約12億800万円を計上していた。

 だが、以前から多額の負債を抱えていたうえ、業界環境の悪化から本業の出版事業の売り上げが落ち込み、苦しい資金繰りが続いていたという。債務負担を圧縮すべく民事再生による再建を目指すことになった。

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