電子書籍(実は)もうかります! ちきりんの“I Love ebook”宣言(3/4 ページ)

» 2015年05月30日 07時00分 公開
[出版デジタル機構]

旅先には読書専用端末、自宅ではタブレット

 電子書籍を読む状況は2つです。1つは、自宅のベッドやソファでくつろいで本を読む時に使う「Kindle Fireタブレット」。これにはゲームも多数入れていて、エンターテイメント端末として使っています。

 もう1つは旅先で使う読書専用端末。タブレットはバッテリーが持たないし、盗難にあった場合、個人情報が満載でリスクが高い。なので旅先には「Kindle Paperwhite」を持って行きます。

 バッテリーは1週間くらい持つから、途中で充電する必要がありません。タブレットと違って太陽光線の下でも画面が見やすいし、ビーチではどうしても砂が付いたりしますが、さほど高価なものでもないので気が楽です。あと、ビーチサイドで本を読んだ後、ビーチチェアに端末を置いたまま、海に入れたら便利でしょ。タブレットを盗まれたらとても面倒ですが、わたしの「Kindle Paperwhite」からは日本のAmazon.co.jpで本を買うことしかできないので、外国人にとってはほぼユースレスです。

 とはいえ、まだ海外どこからでも電子書籍が買えるわけでもないんですよね。先日、旅先で電子書籍を買おうとしたら、買えませんでした。

スタッフ「日本の出版社は、著者と<国内での出版契約>しか結んでいないので、海外では電子版といえども発行できない場合がほとんどです」。

 電子書籍は、ネットにつながるところならどこでも、24時間買えることが基本だと思います。その「当たり前」なことを、ぜひ早く実現して欲しいです。

ちきりんさんの<I Love ebook宣言> 電子書籍は儲かります! 儲からないっていう体験談が多いのは、儲かってる人が黙ってるからでは? ちきりんさんの<I Love ebook宣言> 電子書籍は儲かります! 儲からないっていう体験談が多いのは、儲かってる人が黙ってるからでは?

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写真/鈴木智哉 取材・文/和久井香菜子 ©出版デジタル機構

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