家にいながら旅行気分が味わえるWebコミック5選

個人サイトから出版社が運営するサイトまで、そのほとんどが無料で読むことができるWebコミック。星の数ほどある作品の中から、お勧めのものをテーマに沿ってご紹介。

» 2015年08月10日 11時00分 公開
[宮澤諒eBook USER]

 今日8月10日は、日本観光旅館連盟(日観連)・国際観光旅館連盟(国観連)・全日本旅館連盟(全旅連)・日本観光協会の4つの団体が制定した「宿の日」。日本の旅館の素晴らしさを再認識する日で、旅館によってはイベントを開催するところもあるそう。

 宿といえば旅ということで、この記事では旅と旅館に関するWebコミックをまとめてみた。

四国ガチ遍路(アンギャマン)

『四国ガチ遍路』(出典:スカラムーシュ) 『四国ガチ遍路』(出典:スカラムーシュ)

 遍路とは、四国にある空海ゆかりの寺院・四国八十八カ所をめぐる巡礼のこと。「四国ガチ遍路」は、自称・ニートのアンギャマンさんが自らの巡礼を描いた漫画で、写真と絵を組み合わせたちょっと変わった作品。アンギャマンさんのWebサイト「スカラムーシュ」で無料公開しており、現在27日目まで配信している。

 これまでに公開した『リアル遠足伊勢巡礼編』や、日本と麻の歴史を描いた『よのあさ―昔と今をつなぐ麻のお話』などの作品は書籍で販売している。

おへんろ。(原作:ufotable 作画:寺本薫)

『おへんろ。』(出典:ファミ通コミッククリア) 『おへんろ。』(出典:ファミ通コミッククリア)

 同じ遍路つながりで、まお・ちわ・めぐみの女の子3人組が巡礼したりおいしいものを食べたりする「おへんろ。」もご紹介。「四国ガチ遍路」に比べるとほのぼの日常系漫画といった感じ。「おへんろ。〜八十八歩記〜」というタイトルでテレビ番組にもなっており、実写の動画をバックにキャラクターたちが動き回るといった形で「四国ガチ遍路」と似たテイストになっている。現在はテレビ愛媛などで再放送している。

妖怪百姫たん!〜ゆけむり異聞録〜(原作:KADOKAWA エンターブレイン 作画:海産物・とよだたつき)

『妖怪百姫たん!〜ゆけむり異聞録〜』(ファミ通コミッククリア) 『妖怪百姫たん!〜ゆけむり異聞録〜』(ファミ通コミッククリア)

 宿といえば温泉宿。ただしこの作品に登場する宿は、人間でありながら妖怪を召喚する力を持つ支配人・あるじと、猫又や犬神といった妖怪たちが宿を切り盛りしている。同名のスマホ向けRPGアプリのコミカライズ作品で、ファミ通コミッククリアでは最終話まで無料で読むことができる。1話数ページなので、気楽に完読できる。読了後はアプリで遊ぶのもいいかもしれない。

少女終末旅行(つくみず)

『少女終末旅行』(出典:くらげバンチ) 『少女終末旅行』(出典:くらげバンチ)

 人類が滅亡した終末世界を旅する二人の少女・チトとユーリを主人公とした物語。ケッテンクラートと呼ばれる実在の半装軌車に乗り、多層構造の都市をあてどもなく旅する。終末といいながらもほのぼのした作品。eBook USERでは作者のつくみずさんにインタビューしているので、気になる人はこちらの記事も(どう生きるべきか 『少女終末旅行』つくみずは問い掛ける)。

京のとっときお教えします(協力:フリーマガジン「京都:コロン」編集部 作画:オオタガキ フミ)

『京のとっときお教えします』(出典:実日ブックス) 『京のとっときお教えします』(出典:実日ブックス)

 国内の人気旅行スポットといえば京都。その京都のお勧めを紹介しているのが、フリーマガジン「京都:コロン」編集部の協力で配信している「京のとっときお教えします」。「京都ラパン」で働く編集者たちの取材を通して、京都のよさを再発見できるといった内容で、ガイドブックとはまた違った面白さがある。

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