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講談社×京極夏彦氏の電子書籍第2弾は「ルー=ガルー忌避すべき狼」
講談社と京極夏彦氏のコラボによる電子書籍第2弾は、「ルー=ガルー忌避すべき狼」。無料で楽しめるコンテンツのラインアップが付加価値といえる。
アプリ内課金を利用し、試し読みも可能に
2010年8月に映画化された京極夏彦氏の人気SF小説「ルー=ガルー忌避すべき狼」が、電子書籍アプリケーションとしてApp Storeで配信開始された。
iPhoneとiPadの両方に対応したユニバーサルアプリとして配信されており、講談社ノベルス版で582ページだった作品を全5チャプターに分割、アプリ内課金の仕組みを利用して、チャプター1を無料で試し読みできるようにしている。チャプター2以降は各230円で販売されるため、作品としては920円となる。なお、講談社ノベルズから刊行されているものは定価が1470円だ。
小説本文中には、講談社ノベルス版にはなかった映画版イラストを配置したほか、無料で楽しめるコンテンツとして、コミック版の試し読み、映画版のプロモーションビデオを同梱している。
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