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パピレス、電子書籍1万5000冊をSony Readerで閲覧可能に
パピレスは、電子書店パピレスで取り扱う約1万5000冊が、ソニーの電子書籍リーダー「Reader」で閲覧可能であることをアピールした。
電子書籍配信を手掛けるパピレスは12月15日、同社が運営する電子書籍配信サイト「電子書店パピレス」で、ソニーが発売した電子書籍リーダー「Reader」に対応したXMDF形式コンテンツ1万5000冊が利用可能であることを明らかにした。
電子書店パピレスでは従来から小説や実用書を中心にXMDF形式のコンテンツを取り扱っていたが、今回の発表は、Readerでそれらが問題なく閲覧できることを強調したものとみられる。
なお、パピレスはこの発表の前日、シャープの販売するメディアタブレット「GALAPAGOS」向け電子ブックストア「TSUTAYA GALAPAGOS」に対し、電子書籍コンテンツの提供を開始している(『パピレス、GALAPAGOSへ電子書籍コンテンツ提供を開始』)。TSUTAYA GALAPAGOS内ではパピレスが提供するコンテンツが直接購入できるが、ソニー向けには「Reader Store」で直接購入可能ではなく、電子書店パピレスで購入したコンテンツがReaderで閲覧できる、というやや温度差がある発表となっている。
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