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Barnes & Noble、クリスマスシーズンの売り上げが大幅増
Barnes & Nobleにとってのクリスマス商戦は、「NOOKcolor」「NOOK」などの売り上げがけん引する形で前年同期比67%増の2億2850万ドル(約190億円)となった。リアル店舗の売上高も前年同期比でプラスになっているのは興味深い。
オンライン、リアル店舗ともにプラス成長
米書店チェーン大手のBarnes & Nobleは1月6日(現地時間)、年末の9週間にわたるクリスマス商戦の売上概況を発表した。
これによると、同社の電子書籍端末「NOOKcolor」「NOOK」の売れ行きは非常に好調で、同社で最も売れた製品となり、これにけん引される形で電子書籍は予想を上回る売り上げを記録。電子書籍などを販売するオンライン店舗のBarnes & Noble.comの総売上高は前年同期比67%増の2億2850万ドル(約190億円)となった。
クリスマスのギフトにNOOKシリーズを買いに同社のリアル店舗に来店する顧客が増加して、ハードカバーを含む印刷版書籍やゲーム、おもちゃの売り上げが増加するという福次的効果により、リアル店舗の売上高が前年同期比8.2%増の11億ドル(約916億円)を達成したと分析している。
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