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英国で電子書籍投稿サイト「Bibliotastic.com」がオープン:個人作家に作品発表の場を
英国で、無料電子書籍投稿サイト「Bibliotastic.com」が立ち上がった。運営代表者の1人は、「編集者に投稿して数カ月間も書籍化の可能性を無駄に待つくらいなら、先に公開して読者自身に評価してもらった方が合理的」と語っている。
合理的な出版形態を模索
英国で2月8日(現地時間)、無料電子書籍投稿サイト「Bibliotastic.com」がオープンした。
このサイトは、ボランティアベースで運営される無料サイトで、著作者は個人情報を入力して、DOC/RTF/ODF/PDF形式で作品をアップロードする。読者はWebブラウザ上で作品を閲覧できるほか、サイトに登録することでPDFやPRC、EPUBなどのフォーマットでファイルをダウンロードできる。作品は読者から5段階で評価され、高評価の作品や編集者のお薦めなどがサイトで掲載されるという仕組みとなっている。読者の感想などの統計情報をレポートにし、著作者はエージェントや出版社への売り込みに利用できるという。
同サイトの運営代表者の1人であるバーナード・ジェラルド氏は、同サイトの創設理由について「編集者に投稿して数カ月間も書籍化の可能性を無駄に待つくらいなら、先に公開して読者自身に評価してもらった方が合理的である」と語っている。
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