朗読少女と文学少女のコラボレーション
オトバンクは3月4日、同社開発の読書エンターテイメントアプリケーション「朗読少女」にて3月4日、エンターブレイン・ファミ通文庫「“文学少女”と死にたがりの道化(1)」の配信を開始した。朗読少女からのアプリ内課金で購入できる。第1章のみの配信で、価格は350円。
朗読少女は、高校の朗読部に所属しているという設定の乙葉しおり(キャラクターボイズは『らき☆すた』などにも出演していたささきのぞみさん)が名作作品を朗読してくれるiPhone/iPad向けの電子書籍アプリ。リリースから半年ほどで50万ダウンロードを突破した人気アプリとなっている。
今回この朗読少女での配信が開始された“文学少女”シリーズは、野村美月さんによるライトノベル作品(イラストは竹岡美穂さん)。本編は全8巻、短編集4巻、外伝である「“文学少女”見習い」シリーズ3巻が刊行されており、累計210万部を売り上げる人気シリーズ。メディアミックスも盛んで、漫画や劇場アニメ化などもされている。
オトバンクではファミ通文庫とのコラボレーションを推進しており、2月には朗読少女で井上堅二さんのライトノベル「バカとテストと召喚獣(1)」の配信を開始するなどライトノベルをラインアップに加えつつある。
文学少女シリーズは、実在の文学小説を題材した作品ということもあり、これまで「羅生門」や「銀河鉄道の夜」「源氏物語」などの名作文学作品を扱ってきた朗読少女との親和性も高い。「“文学少女”と死にたがりの道化」も太宰治の人間失格をテーマにした作品だ。
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