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本は電子書籍か、印刷か――その答えは「Think Different」で郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ)

先週亡くなった、Apple前CEOのスティーブ・ジョブズ。彼が生み出したiPadやライバルのAmazonのKindleが届けてくれた電子書籍体験は、私たちに衝撃を与えた。今後、電子書籍はどのように私たちの生活に入り込んでくるのか。神保町を歩きながら考えてみた。

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迷ったら「Think Different」

 iPadやKindleが実現する書籍の電子書籍化は「読む」という動詞の幅を広げる。読むは「知る」「考える」から、「観る」「つながる」「ショッピングする」「遊ぶ」の意味も含むようになる。印刷だって、すぐにすたれるわけじゃない。書を捨てて、町へ出て考えてみよう。電子文書形式だの業界再編なぞは忘れよう。印刷も電子書籍もその合体にも、可能性はたくさんある。

 One more thing。異質な発想にはジョブズのメッセージが力になる。それは「Think Different」。

 1997年にAppleに復帰し、暫定CEOに着任した後、ジョブズは巻き返しを図るためこのCMをつくった。はみ出し者、反逆者、トラブルメーカー、出る杭……人と違う視点を持った彼らが時代を作った。未知の市場作りでは、みんなと違うこと、これまでと違うことを考えよう。

Apple Steve Jobs The Crazy Ones - NEVER BEFORE AIRED 1997

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