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E Ink、第3四半期も業績好調「不況下でも電子書籍端末の売り上げは増加」
電子ペーパー最大手の台湾E-Ink Holdingsの第3四半期の業績は好調のようだ。2011年度の出荷枚数は3000万枚に手が届きそうな勢いとなっている。
E Ink、第3四半期も業績好調「不況下でも電子書籍端末の売り上げは増加」
現地報道によると、電子ペーパー最大手の台湾E-Ink Holdingsの第3四半期の業績が好調であることが明らかになった。
7月-9月期の純利益は、第2四半期の20.6%増の22億5000万台湾ドル(56億円)。同社CEOの会長スコット・リュー氏は「不況下は読書時間が増えるので、電子書籍端末の需要は堅調。今年度の出荷枚数は2500万枚から3000万枚規模と予測しているが、達成可能と考えている」と述べたという。
E-Ink製の電子ペーパーディスプレイは、米AmazonのKindleシリーズやソニーのSony Readerシリーズなど、多くの電子書籍端末で標準採用されているが、同社がその90%を生産している。
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