ニュース
Google、まもなく「Google Book Search三者和解」を正式解消へ:作家・出版団体との法廷闘争再開
ここ数年出版業界を騒がしてきたGoogle Book Search和解問題について、Googleが三者和解案を破棄、年明けから再び法廷闘争状態に入ることになった。
PCWorldなどの報道によると、米Googleは世界の出版界をここ数年騒がしてきたGoogle Book Search和解問題に関し、米作家団体Authors Guild/米出版社協会Association of American Publishers(以後AAP)と2008年に交わした三者和解案を破棄することを決断したようだ。
記事によると、Googleは今月23日までに米ニューヨーク連邦地裁のデニー・チン判事にAuthors Guild/AAP側の2005年当時の訴状に対して棄却を求める旨を伝えたという。すでにチン判事側も手続きについて了承している模様。これにより、Google/Authors Guild/AAPの三者和解は正式に解消されることになり、年明け1月から再び法廷闘争状態に入ることになる。
関連記事
- Google Book Search和解問題、合意に至らず、来年春から裁判再開へ
世界の出版界をここ数年騒がしてきたGoogle Book Search和解問題。修正和解案の合意に至らず、来春にも裁判が再開される見込みとなった。 - Google Book Search和解問題:Google側がオプトイン方式への変更を拒否、「裁判再開シナリオ」が濃厚に
世界の出版界をここ数年騒がしてきたGoogle Book Search和解問題に関し、Google側は依然としてオプトイン方式への和解案修正を拒否しており、三者和解そのものが解消される可能性が高くなった。 - Google Book Search和解問題、7月19日まで結論を延期
Googleと出版社による集団訴訟の和解案が棄却されていた問題で、和解案の再修正にGoogleは難色を示しており、結論は先送りされた。 - Googleの姿勢に司法はノーを
関連リンク
Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.