Mirasolディスプレイ採用機運が高まる
台湾のKoobeがMirasolディスプレイを搭載した電子書籍端末「Jin Yong Reader」を台北国際ブックフェアで発表した。Mirasolディスプレイを搭載する電子書籍端末はこれで4機種目。
Qualcommの子会社Qualcomm MEMS Technologiesと台湾のKoobeがMirasolディスプレイを搭載した電子書籍端末「Jin Yong Reader」を台北国際ブックフェアで発表した。
Mirasolは、周辺の反射光から色を作り出すことができるMicro-electro-mechanical systems(MEMS)構造と薄膜光学を組み合わせて実現した干渉変調(iMOD)技術を利用して色を表現する反射型ディスプレイ。既存の電子ペーパーが苦手とするカラー表示なども苦にせず、消費電力なども抑えられている。
日本ではまだMirasolディスプレイを採用した電子書籍端末は登場していないが、アジア圏では、韓国最大手書店チェーンの教保文庫(Kyobo Book Centre)から「KYOBO eReader」が、中国ではShanghai Nutshell Electronicの「Bambook Sunflower」やHanwang Technology(Hanvon)の「Hanvon C18」などが登場し、勢力を拡大しつつある。
中国のベストセラー作家であるJin Yongの名前にちなんでつけられた「Jin Yong Reader」は、初代モデルが2年前に発表された電子書籍端末。5.7インチ(1024×768ピクセル、223ppi)のMirasolディスプレイを採用した最新モデルは、Android 2.3をベースにしている。
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