「まとめ買い」をビギナーにも分かりやすく――GALAPAGOS STOREで特集展開
ネット書庫への対応など新機能が追加されたGALAPAGOS STOREで、電子書籍ビギナーにも分かりやすい「まとめ買い特集」が展開されている。過去に好評を得た辞書コンテンツのキャンペーンも再び始まった。
まとめ買い――それは大人に許された特権の1つ。eBook USERの読者の中には、欲望のままに本を買うのが半ば習慣化している方も少なくないだろう。今回は、電子書籍ストア「GALAPAGOS STORE」で展開されているまとめ買い特集を紹介する。GWで旅行などを考えている方、移動中にゆっくりシリーズものを電子書籍で読んでみてはいかがだろう。
GALAPAGOS STOREでは3月にストアのアップデートが図られ、「まとめ買い」機能が新たに追加されている。コミックなど続巻が多いコンテンツも楽に購入できるこの機能に加え、先週行われたアプリのアップデートでは、ユーザーが購入した電子書籍がクラウド上で自動的にバックアップされる「ネット書庫」に対応。ネット書庫については先週レポートしているので、詳しくはそちらを参照してもらいたいが、ユーザーが購入した電子書籍がクラウド上で自動バックアップされるというもの。コンテンツをまとめ買いしても、端末の容量などを気にする必要がなくなった。
まとめ買い特集では、シリーズものを簡単にまとめ買いできる方法を電子書籍ビギナーでも分かりやすく解説。ポイントは「シリーズものをまとめて表示」「シリーズ検索」「ネット書庫」の3つだ。
「まとめて表示」は、実は先週のアプリアップデートで改善されたポイント。これまではシリーズものを購入すると、アプリ上の本棚にズラリと並んでいたが、これがすっきりと整理されるようになった。
「シリーズ検索」もアップデートで追加された機能だ。購入済みのコンテンツから続巻や関連書籍を検索できる。例えば1巻を読んで「面白い!」と思った作品の続巻や関連書籍を簡単に見つけることができ、端末の小さな画面で目的のコンテンツを探す労力を軽減してくれる。
デスク画面でコンテンツ(書影)を長押し、またはネット書庫画面のメニュー内にある「ストアで続きを検索」ボタンを押すと、続巻が表示される。続巻がない場合は、著者名を元に関連書籍が表示される。
このほか、特集ページ内では、「男性コミック30選」「女性コミック30選」として、同ストアの売れ筋や話題のコミック、懐かしのコミックがピックアップされている。今回紹介したまとめ買い機能やシリーズ検索機能を使って、気になっている作品を全巻読破してみたりするのもよいだろう。
好評を受け、辞書コンテンツキャンペーンが復活
また、GALAPAGOS STOREの特徴の1つとなっている「辞書コンテンツ」のキャンペーンが4月27日から5月7日まで展開される。同キャンペーンでは、下記のコンテンツがキャンペーン価格で提供される。同ストアでの辞書キャンペーンは、昨年末に実施された一周年記念キャンペーンの1つとして企画され、好評を得たため今回再度実施されることになったようだ。
コンテンツ名 | 出版社 | キャンペーン価格(税込) | 通常価格(税込) |
---|---|---|---|
現代ビジネスマナー | 旺文社 | 525円 | 1050円 |
冠婚葬祭マナー事典 | |||
家庭の健康べんり事典 | |||
専門用語100万語英和大辞典 | 日中韓辭典研究所 | 2000円 | 2625円 |
専門用語100万語和英大辞典 | |||
CJKI和西辞典 | 1800円 | 2310円 | |
CJKI越日辞典 | 2500円 | 3360円 | |
CJKI和独大辞典 | 2000円 | 2265円 |
辞書コンテンツというと一見地味だが、同ストアのアプリでの辞書連携機能は『会社四季報 −電子辞書機能付き』や特集企画で紹介したように、電子書籍を活用する上で非常に便利な機能だ。こうした機会に一冊でも辞書を購入しておくと、読書から得られる価値を高めることができる。
今回取り上げたストアのまとめ買い機能やシリーズ検索機能は、ネット書庫対応のニュースに比べると地味だ。しかし、シャープ開発陣がユーザーからの使い勝手についての声を真摯に受け止め、対応した機能だと言える。電子書籍は黎明期を過ぎ、普及期に差し掛かり、既に利用しているユーザーからはさらなる利便性が求められている。こうした細かい機能改善がトータル的な日常での使いやすさにつながるだろう。
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